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卵子凍結とは、将来の妊娠に備えて、自身の卵子を得て凍結保存しておく技術です。近年、キャリアやライフスタイルの変化に伴い、晩婚化や未婚率の上昇が進む中、将来の選択肢のひとつとして注目されています。
この記事では、卵子凍結の基本のほか、知っておきたい注意点を解説。にしたんARTクリニック博多駅前院で卵子凍結を行う際の流れや料金を例に、詳しく説明します。
卵子凍結とは、未受精卵子を体内から取り出し、凍結保存することをいいます。将来、加齢によって生殖能力が低下しつつある時期に妊娠・出産を望んだ際に、若い時期の卵子を顕微授精(ICSI)に使うことができることが大きなメリットです。現在未婚の女性が、若いうちに卵子を凍結保存しておき、将来、パートナーができて妊娠・出産を希望した際に、若いときの卵子を使って妊娠することが可能となります。
以前は卵子凍結後の卵子生存率や受精率が低く、実用的とはいえませんでした。しかし、不妊治療に関わる医療技術が進歩したことにより、卵子凍結の技術も飛躍的に進歩し、近年では卵子凍結を選択する女性が増えています。
卵子凍結は、現在の卵子を凍結保存しておくことで、将来、子供を得られる可能性を広げることができます。具体的に、卵子凍結を行う理由を見ていきましょう。
卵子は、胎児のときから女性の体内にあり、その質は年齢と共に低下し、数も減っていきます。卵子の質が低下すると染色体異常が増え、妊娠率が低下し、流産率が上昇します。また、閉経に近づくと、卵巣内の卵胞数が減少し、排卵する卵子の数が少なくなります。
そのため、20~30代のあいだに妊娠・出産可能な卵子を凍結保存しておくことは、将来の妊娠を高める手段として有効だといえます。
近年、仕事や学業に集中したい、結婚や出産のタイミングがまだ決まっていないなど、さまざまな理由によってキャリアやライフスタイルが多様化し、妊娠・出産を先延ばしにしたいと考える方が増えてきました。
厚生労働省「人口動態統計」(2021年)によると、福岡県の平均初婚年齢は男性が30.6歳、女性が28.9歳となっています。医学的見地からみると妊娠適齢期は20~35歳くらいまでですが、晩婚化や未婚率の上昇に従って、35歳以降に結婚・妊娠を望む社会になってきているといえるでしょう。
しかし、年齢が上昇すると妊娠率は下がり、流産率は上がってしまうことにあらがうことはできません。
若い頃の卵子を凍結保存できる卵子凍結を行うことで、キャリアやライフスタイルに合わせた妊娠計画を立てることが可能です。今はまだ結婚も出産も考えていないけれど、将来的には子供を持ちたいから少しでも若いときの卵子凍結をしておく、ということがひとつの選択肢になっているのです。
続いては、卵子凍結を行う際のスケジュールを見ていきましょう。にしたんARTクリニック博多駅前院で実施する場合の流れを例に解説します。
1回目の来院では、カウンセラーによるカウンセリングを行います。
卵子凍結は将来の妊娠に備える有効な手段ですが、メリットだけでなくリスクや倫理的な問題も理解した上で慎重に検討することが大切です。にしたんARTクリニック博多駅前院では、卵子凍結の事前カウンセリングを無料で実施しています。受診する際は事前予約が必要です。
カウンセリングでは、下記について説明を受けることができます。
にしたんARTクリニックでは、疑問や不安を解消してからご自分に合った選択をしていただくために、卵子凍結を希望される方には必ず事前カウンセリングを実施しています。
卵子凍結の実施が決まった最初の受診では、問診やスクリーニング検査、血液検査を行います。検査結果にもとづき、医師が卵子凍結に向けたスケジュールを作成します。より良いスケジュールを作成することで、できるだけ成熟した質の高い卵子を得ることができ、将来の妊娠率を高めることにつながります。
具体的に検査する内容は下記のとおりです。
3回目の受診で、スクリーニング検査の結果を踏まえ、採卵スケジュールが確定します。採卵で複数個の卵子を得るために、内服薬などを使って卵巣刺激を実施します。卵巣刺激法によって、使用する薬剤や受診回数は異なりますが、採卵する月経周期で、3~4日に1度の受診が必要です。
4回目以降の受診では、経腟超音波検査による卵胞チェック、ホルモン検査(採血)などを行って、卵胞の発育具合をチェックし、採卵日を確定します。患者さまによって卵胞チェックのための受診回数は異なります。
採卵は、医師が超音波の画像を見ながら卵巣に針を刺して卵子を得るため、痛みを感じる場合もあります。そのため、局所麻酔や静脈麻酔を用いて行います。痛みへの不安がある方、麻酔の種類については事前にカウンセラーや医師に相談が可能です。
採卵は採卵室で行い、10分程度で終了します。採卵できた卵子を確認し、妊娠可能な卵子を選別して液体窒素で凍結し、液体窒素タンクで保存します。採卵後、患者さまはリカバリールームで2~3時間安静にしていただき、医師の診察をお受けいただき、胚培養士より採卵結果の説明を行います。
凍結された卵子は、使用される日までクリニックで大切にお預かりします。なお、卵子凍結には凍結保管料が毎年かかるので注意が必要です。
にしたんARTクリニック博多駅前院の場合、卵子凍結年間保管料は卵子の数にかかわらず49,500円です。1年ごとに更新料をお支払いいただきます。
将来、夫(パートナー)との子供が欲しいというタイミングがきたら、採卵したクリニックで凍結保存した卵子を使用して不妊治療を開始します。不妊治療は事実婚でも実施可能ですが、単身の方(精子提供など)は不可となりますのでご注意ください。また、卵子凍結に限らず、不妊治療は実施すれば必ず妊娠に至るわけではありません。
卵子凍結を使用した不妊治療は、原則的に顕微授精となります。凍結保存していた卵子を胚培養士が融解し、夫(パートナー)の精液から媒精した精子を、顕微鏡を使って注入します。
できた受精卵は、子宮内と同じ環境の培養器で着床できる段階まで大切に育てます。受精して5~6日後の胚盤胞と呼ばれる状態まで育つことができたら、子宮に移す胚移植を行います。
受精卵を育てているあいだに、女性の患者さま側では着床しやすいよう子宮環境を整える投薬治療を行います。
胚ができ、子宮内の環境も整ったら胚移植を実施。胚移植は通常、痛みは生じづらいため、経腟でカテーテルを使用して実施します。子宮内の着床しやすい位置に胚をそっと置くようなイメージで、5分程度で終了します。その後は通常の生活を送り、妊娠成立を待ちます。
卵子凍結は自費診療のため、クリニックごとに費用は異なります。にしたんARTクリニック博多駅前院では卵巣刺激法の種類にかかわらず卵子凍結費を一律としているほか、卵子凍結保管料も卵子の数にかかわらず一律としているため、経済的な負担が比較的軽いのが特徴です。
ここでは、にしたんARTクリニック博多駅前院で卵子凍結をする際にかかる費用を紹介します。
初診料 | 3,300円 |
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初診スクリーニング検査 | 22,990円 |
術前検査 | 9,460円 |
卵子凍結 | 440,000円(低刺激・高刺激に関わらず一律) |
卵子凍結保管料 | 49,500円/年(卵子の数に関わらず一律) |
※卵子凍結の費用は、排卵誘発法、採卵できた個数、凍結保存する個数にかかわらず一律料金です。
※採卵周期の途中でキャンセルになった場合は、それまでにかかった費用を差し引いて返金いたします。
将来の妊娠の可能性を広げる卵子凍結ですが、事前に知っておきたい注意点もあります。メリットのほか、リスクも理解した上で、実施するかどうかをしっかりと検討してください。注意点は下記のとおりです。
妊娠に至るプロセスにはさまざまなハードルがありますが、卵子凍結から妊娠に至るあいだにも多くの条件があります。卵子凍結をすれば必ず将来妊娠するとはいえないことを知っておいてください。卵子凍結から妊娠に至るための条件は下記のとおりです。
上記の条件のひとつでもハードルを越えることができなかった場合、妊娠することは困難です。
また、胚受精後に胚が子宮内に着床しても、流産してしまう可能性もあります。自然妊娠も同様ですが、卵子凍結による妊娠・出産にも多くのハードルがあることは変わりません。
医療技術が発達しているとはいえ、デリケートな卵子にとっては凍結・融解の段階を踏むことはストレスになります。卵子の質への影響は避けられず、正常な受精が難しくなる可能性も否めません。
妊娠・出産には加齢によるリスクがあります。前述したとおり、40歳を過ぎると初期流産の確率が高くなり、仮に30歳のときに凍結保存した卵子を使用して顕微授精(ICSI)をしたとしても、移植時に45歳であれば、妊娠が継続する確率はかなり低くなるということは知っておく必要があります。
そのため、多くのクリニックでは卵子凍結は39歳以下の女性が対象となっています。にしたんARTクリニック博多駅前院では患者さまの思いに寄り添う方針をとっているので、お悩みの方はご相談ください。
卵子凍結を使った受精は、原則顕微授精(ICSI)のみで、体外受精(IVF)を選択することはできません。顕微授精はほかの方法よりも費用がかかるため、経済的な負担が大きくなります。
卵子凍結は自費診療のため治療費は高額になります。1年ごとに凍結した卵子の保管料も発生するので、卵子を保管し続ける限り継続的に費用がかかります。また、現在の法制度では、将来的に凍結保存している卵子を使う際に行われる治療(凍結した卵子の融解、顕微授精、胚移植など)も全額自費診療となることも知っておきましょう。
卵子凍結では、採卵時にできるだけ多くの成熟した卵子を得るために、排卵誘発剤を使用します。その副作用として、腹痛や腹水などの症状が現れるOHSS(卵巣過剰刺激症候群)が生じる可能性があります。悪化すると入院加療が必要なケースもあるため、注意が必要です。
また、採卵時は痛みが出たり、出血したりする場合もありますが、麻酔を使用することで最小限にとどめることができます。
凍結した卵子は、将来、顕微授精(ICSI)で使用する日まで液体窒素タンクに入れてクリニックで大切に保管します。液体窒素タンクは、-196℃で卵子を凍結し、理論上は半永久的に凍結保存することが可能です。電源も不要のため、仮に停電になったとしても液体窒素の中で卵子は凍結され続けます。
ただし、クリニックが倒産してしまったり、災害で建物が壊れてしまったりする可能性もゼロではありません。預けた卵子のバックアップ体制、返金規定なども確認しておくことをおすすめします。
にしたんARTクリニックは不妊治療をはじめ、卵子凍結も行っているクリニックです。全国で展開し、博多駅前院でも卵子凍結を実施しています。福岡や博多で卵子凍結を行うなら、にしたんARTクリニック博多駅前院がおすすめの理由を紹介します。
にしたんARTクリニック博多駅前院は、JR・私鉄各線「博多駅」の目の前にあり、好アクセスなので、仕事終わりや休日にも通いやすく便利です。卵子凍結は採卵に合わせた通院が必要なため、職場や自宅から通いやすいクリニックを選ぶのがおすすめです。
にしたんARTクリニック博多駅前院は、卵子凍結のために仕事を休みづらい方でも通いやすいように、平日は13時から22時まで、土日祝は朝11時から夜20時まで診療を行っています。仕事をしながらでも通院しやすく、多くの患者さまが仕事を休まずに卵子凍結を実現しています。
にしたんARTクリニック博多駅前院の長野純大院長は不妊治療に携わり25年以上経ちますが、卵子凍結に関する知識をより深めるため、日々研鑽を積んでいます。また、不安を抱えている患者さまにもご安心いただけるよう、常に患者さまに寄り添った診察を心がけています。
また、にしたんARTクリニック博多駅前院にはカウンセラーが常駐しているので、卵子凍結でわからないことや不安がある方はいつでも無料で相談することができます。
卵子凍結は自由診療のため、クリニックによって費用は異なります。にしたんARTクリニック博多駅前院では、卵巣刺激法の種類にかかわらず、卵子凍結費用は一律となっています。
また、卵子凍結保管料も卵子の数で変わることなく一律です。高額になりがちな卵子凍結の費用を抑え、患者さまが安心して妊活に取り組めるよう、体制を整えています。
にしたんARTクリニック博多駅前院は患者さまにリラックスしていただけるよう、内装にもこだわっています。ストレスなく卵子凍結に臨んでいただける上質な空間でみなさまをお待ちしています。
また、卵子をお預かりする液体窒素タンクは施錠をした上で、地震による転倒防止対策のためにチェーンで固定し、安全対策を行っています。適切な管理を徹底しているのでご安心ください。
卵子凍結は、ライフプランを考える女性のためのひとつの方法です。
博多駅から歩いてすぐの、にしたんARTクリニック博多駅前院では、無料でカウンセリングを行っていますので、卵子凍結が気になる方やわからないことがある方は、お気軽にご相談ください。日々研鑽を積む医師による丁寧な診察で、患者さまにとってより良い卵子凍結を行います。