丸の内/大手町エリアの高度不妊治療・人工授精(AIH)-
にしたんARTクリニック東京丸の内本院
にしたんARTクリニック
東京丸の内本院
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人工授精(AIH)とは、一般不妊治療のひとつで、比較的気軽に受けることができる不妊治療法のひとつです。「そろそろ赤ちゃんがほしいな」「年齢が気になるので治療を始めたい」という方は、人工授精を試してみてもいいかもしれません。
この記事では、にしたんARTクリニック東京丸の内本院で行っている人工授精について、詳しく解説します。治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
人工授精とは、検査をもとに正確に排卵日を予測し、妊娠しやすいタイミングで運動率の良い精子を、子宮内に注入する治療のことです。
性交渉では、精子が子宮腔内まで到達することができないケースも少なくありません。精子が子宮頸管を通り抜けられない場合、人工授精であれば精子を子宮内に直接送り込むことができ、卵子に出会うために精子が移動する距離が短くなるので、不妊の原因によっては受精率の向上が期待できます。
人工授精は不妊治療の中の一般不妊治療にあたり、タイミング法で妊娠に至らない場合に選択されることが多いでしょう。治療名に「人工」とついていますが、医療で精子と卵子が出会う手助けをするだけであり、体内で受精・妊娠するメカニズムは自然妊娠と同じです。身体的にも負担が軽い不妊治療のひとつといえます。
公益社団法人日本産婦人科医会の報告によると、人工授精を4周期以上行った場合の妊娠率は、39歳以下で約20%、40歳以上で約15%となっています。5周期以降の妊娠確率はどの年齢でも頭打ちとなるため、次のステップである体外受精(IVF/ふりかけ法)や顕微授精(ICSI/イクシー)を検討することになります。
人工授精が向いている方は、性交障害がある方や性交渉に抵抗がある方、子宮頸管因子の不妊症の方、ヒューナー検査(フーナー検査)が不良の方、また精子の量や運動率が少ない方や、勃起障害のある方です。
人工授精では、採取した精液を胚培養士が遠心分離で洗浄・濃縮するため、運動率の良い精子を選別し、子宮内に注入することが可能です。性交渉をせずに卵子の近くに精子を届けることができるため、上記のような方には有効でしょう。
人工授精が向いていない方は、卵管が癒着・閉塞している方や排卵に問題がある方、重度の子宮内膜症の方、精子所見に著しく問題がある方、30代後半からの高年齢の方、原因不明不妊症の方などです。
人工授精は、子宮内で卵子と精子が出会い、受精するメカニズムは自然妊娠と変わりません。そのため、精子が自分の力で進めない、卵管が閉塞している、排卵していないなどが原因で、卵子と精子が出会うことがそもそもできなかったり、出会っても受精することが難しかったりする場合は、人工授精での受精は難しいといえます。
このケースの方は、次のステップである体外受精から治療すれば、卵子と精子の出会いを確実にできるでしょう。
人工授精の流れについて、にしたんARTクリニック東京丸の内本院で行う際の流れを解説します。人工授精を行う場合、ご夫婦(カップル)でカウンセリングを受けてから、治療が始まります。
にしたんARTクリニック東京丸の内本院では、初回来院時にカウンセラーによるカウンセリングを実施しています。ご夫婦(カップル)の状況や希望、お悩みなどをヒアリングし、治療の流れや費用について説明します。わからないことを質問することも可能です。納得した上で治療を進めていただけるよう、治療開始後も回数の制限なく、無料でカウンセリングを受けられる体制を整えています。
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不妊治療の開始が決まったら、ご夫婦(カップル)で初期検査を受け、不妊の原因となる疾患や健康状態を調べます。女性はスクリーニング検査、男性は男性検査を受け、おふたりそれぞれの体の状態を把握すれば、適切な治療法や方針を選択できます。
にしたんARTクリニック東京丸の内本院で行う初期検査は、下記のとおりです。
初期検査の結果から、不妊の原因を探ります。治療が必要な疾患が見つかった場合は、妊娠の可能性を高めるために、疾患の治療も別途行います。
検査結果やこれまでの月経周期を踏まえ、医師が排卵日を予測します。黄体ホルモンの寿命は約14日のため、月経周期が28日型で規則的な場合、月経周期の14日目が排卵日となりますが、個人差もあるため、この後の経腟超音波検査と併せて綿密に排卵日を想定することになります。
月経10~12日目から通院が始まります。卵胞の大きさが18~22mm程度になると排卵されるため、経腟超音波検査で卵胞のサイズを計ることで、より詳細な排卵日の想定が可能です。卵胞の大きさや頸管の状態をもとに、医師が人工授精の実施日を指定します。
卵胞の成長が遅かったり、元々卵胞が育ちにくかったりする場合には、排卵日の2日前くらいを目安に排卵誘発剤を処方することもあります。
排卵する日を医師が見極めたら、指定された日に夫(パートナー)は採精します。自宅で採精してクリニックに持ち込むか、クリニック内の採精室で採精するかのいずれかになります。人工授精を行う2時間前までに採取した精液を培養室に提出してください。
採取した精液は胚培養士が受け取り、精液検査で精子の量や運動率を確認してから遠心分離し、精子調整を行います。この操作で、優良な精子だけを濃縮できます。精子調整にかかる時間は1時間から1時間半程です。
洗浄・濃縮の調整を経た精子を、医師がカテーテルを使って子宮内に注入します。人工授精は内診台で行い、診察を含めて30分程度で終了します。会計後、すぐにご帰宅が可能です。その後の生活は、通常どおりお過ごしください。
人工授精後、月経予定日に次の月経が来ない場合は、市販の妊娠判定薬を使用して妊娠を確認し、陽性反応の場合はクリニックへご連絡ください。次の受診時には、妊娠初期の判定に有用な血液検査や超音波エコーを行います。妊娠が確認されれば、クリニック卒業となります。
自然な流れで妊娠を目指すことができる人工授精のメリットを紹介します。あらかじめ確認し、治療を受ける際の参考にしてください。
人工授精のメリットとして、一般不妊治療のため体外受精などの生殖補助医療(ART)に比べるとシンプルな治療であり、体への負担が軽く、痛みもほとんどないことが挙げられます。費用も比較的かからないので、治療を受けるハードルは高くないといえるでしょう。
人工授精にはデメリットもあります。メリットと比較し、ご自身の検査結果を考慮した上で、医師とよく相談して実施を決めてください。
精子所見が著しく悪い場合は、自らの力で卵子と出会って受精することが難しいため適応されません。また、排卵誘発剤を使用する場合は、副作用としてOHSSや多胎妊娠がまれに生じる可能性があることも知っておきましょう。
前述したとおり、人工授精の妊娠成功率は人工授精を4周期以上行った場合、39歳以下は約20%、40歳以上で約15%程度です。高い妊娠率を望む場合は、早めに生殖補助医療へステップアップすることが望まれます。
東京にお住まいで、人工授精で妊娠を目指す方に、にしたんARTクリニック東京丸の内本院がおすすめの理由を紹介します。主な理由は下記のとおりです。
にしたんARTクリニック東京丸の内本院は、千代田区大手町にあります。大手町駅からすぐで、東京駅とも地下通路で連絡しています。
丸の内・大手町エリアの近くで働く方や、乗り換えで利用している方などにも通いやすく、休日に通うのもおススメです。
不妊治療は短いスパンで複数回の通院が必要なため、職場や自宅から通いやすいクリニックを選ぶのがおすすめです。
にしたんARTクリニック東京丸の内本院は、不妊治療のために仕事を休みづらい方でも通いやすいように診療時間を長くとっているのが特徴です。平日は22時まで、日曜・祝日は18時まで診療しています。多くの患者さまが、仕事を休まずに不妊治療を続けておられます。
にしたんARTクリニック東京丸の内本院に限らず、にしたんARTクリニックに在籍する医師は、現在も不妊治療に関する知識をより深めるため、日々研鑽を積んでいます。
また、常時カウンセラーが在籍し、いつでもご相談が可能です。不妊治療でわからないことや不安がある方は、治療中はいつでも無料でカウンセリングを受けられます。
医師、看護師、胚培養士、カウンセラーらスタッフがチームで一丸となり、患者さまに寄り添った丁寧で優しい診察を心掛けています。
にしたんARTクリニックは患者さまにリラックスしていただけるよう、内装にこだわった上質な空間づくりにも力を入れています。東京丸の内本院では、“世界のタンゲ”と呼ばれた建築家丹下健三のDNAを受け継ぐ「TANGE建築都市設計」に内装デザインを依頼し、エレガントながら居心地の良い空間を実現しました。無料Wi-Fiを導入し電源コンセント付きのワークスペースも完備しているので、ゆっくりとお過ごしください。
また、治療スペースと培養室は、高度なクリーンレベルとセキュリティを保ち、万全の体制で高度な不妊治療を実現しています。
人工授精は、体や心理的なハードルを感じずに治療を進めることができる一般不妊治療です。まずは人工授精から妊活をスタートし、状況に合わせて生殖補助医療にステップアップを検討するのも良い方法でしょう。
にしたんARTクリニック東京丸の内本院は、無料のカウンセリングを実施しています。人工授精の内容やスケジュールのご案内をはじめ、次の治療に進む際のご相談にも応じています。不妊治療や妊活に不安を感じている方は、ぜひご相談ください。