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体外受精(IVF)とは、卵巣から取り出した卵子に精子を振りかけて受精させて培養し、その受精卵を母体が妊娠しやすい時期に子宮に戻す不妊治療法です。詳しく知らない方の中には、「体外受精」と聞くと、痛そうに感じたり、高度で特別な治療なのではと感じたりする方も多いようです。
厚労省によると、2021年には6万9,797人の赤ちゃんが体外受精や顕微授精(ICSI)といった生殖補助医療(ART)で誕生しました。これは、この年に産まれたすべての赤ちゃん(81万1,622人)の8.6%にあたり、約12人に1人という割合で、生殖補助医療によって赤ちゃんが産まれていることがわかります。体外受精を受けることは、決して珍しいことではないといえるでしょう。
この記事では、「赤ちゃんが欲しいけれどなかなか授からない」「興味はあるけれど、体外受精を詳しく知らない」という方に向けて、体外受精がどういった治療なのかを詳しく解説します。安心して体外受精を始めるための参考にしてください。
※出典 厚生労働省「不妊治療と仕事との両立サポートハンドブック」
体外受精(IVF)とは、卵巣から取り出した卵子に精子をふりかけて受精させて培養し、その受精卵を妊娠しやすい時期に子宮に戻す不妊治療法のことをいいます。生殖補助医療(ART)と呼ばれる高度な不妊治療のひとつですが、特別な治療法というわけではなく、多くの患者さまが不妊治療の選択肢のひとつとして採用されています。2022年からは保険診療の対象にもなっているため、経済的な負担も以前よりは軽減しています。
体外受精の大きな流れは、一度の採卵手術でできるだけ多くの卵子を得るために投薬や注射で卵巣を刺激した後、複数個の卵子を体外に取り出し、胚培養士が適した方法で受精を行い、培養器で育てた受精卵を、妊娠しやすい時期に子宮に戻すというものです。
取り出した卵子と精子を人為的に操作して受精させる方法は、体外受精と顕微受精(ICSI)の2種類です。体外受精と顕微授精、それぞれの受精方法について具体的に見ていきましょう。
体外受精とは、女性の体内から取り出した卵子をシャーレに入れ、男性が採取した精液から回収した運動率の良い元気な精子をふりかけて受精させる方法です。精子が自分の力で卵子に入り込むことが必須なので、精子の状態が正常な場合は、こちらの方法がとられます。この方法はコンベンショナル体外受精、または卵子に精子をふりかけるため、「ふりかけ法」と呼ばれることもあります。
この記事では、この体外受精について詳しく解説していきます。
顕微授精とは、顕微鏡を見ながら卵子に細いガラスの針を刺し、元気な精子を1匹注入し、受精させる方法です。精子の所見が悪い場合でも、元気な精子が1匹さえいれば顕微授精することが可能です。
体外受精よりも顕微授精のほうが受精率は高いので、確実に受精させるなら顕微授精のほうが有効であるといえます。
顕微授精については、こちらのページ顕微授精(ICSI)についてをご覧ください。
体外受精(IVF)が適応になる方は、自然妊娠やタイミング指導(タイミング法)、人工授精で妊娠に至らなかった方、体内での受精が難しい方です。具体的には、下記のようなケースが体外受精の適応になります。
卵管性不妊症とは、卵巣と子宮をつなぐ卵管に異常があり、詰まったり狭くなったりしているため、精子や受精卵が通ることができず妊娠に至らない状態をいいます。通常であれば、卵管で卵子と精子が出合い、受精して細胞分裂しながら子宮に移動しますが、卵管が癒着などして通っていないと、受精や妊娠することができません。
また、卵管に水や膿が溜まって子宮に流れ込むことで、着床の妨げになっているケースもあります。こうした卵管性不妊症の方は、体外受精が有効な方法となるでしょう。
男性不妊症とは、精子の運動率が低かったり、そもそも精子の数が少なかったり、精子の奇形率が高かったりし、自然妊娠が難しいケースです。男性不妊症の中でも多いのが、精子を作る機能に問題がある造精機能障害といわれています。
まずは体外受精を検討し、元気な精子の数が少なすぎる場合は、顕微授精に切り替えることもあります。
免疫性不妊症とは、女性の体内に抗精子抗体ができ、精子を攻撃してしまう状態をいいます。女性の体にとって精子は異物であることから、まれに抗精子抗体ができ、精子の能力をなくしてしまうケースがあります。この場合、体内で受精させることが難しいため、体外受精の適応となります。
原因不明不妊症とは、男女共に検査をしても特定の疾患は見つからないけれど、妊娠に至ることができない状態をいいます。明らかな原因が特定できないため、原因不明不妊症として体外受精の適応となります。現在、不妊症の30%は原因不明不妊症ともいわれており、なるべく早く、より妊娠率の高い生殖補助医療(ART)を始めることが重要だといえます。
不妊治療専門クリニックにおける体外受精(IVF)は、どのような流れで行われるのでしょうか。にしたんARTクリニック日本橋院で体外受精を行う際の流れを例に、詳しく見ていきましょう。
体外受精は身体的、精神的に負担がかかる治療法です。ご夫婦(カップル)が協力して不妊に対する不安やストレスをなくすためにも、不妊治療専門クリニックで実施しているカウンセリングを受けてから体外受精を始めることをおすすめします。
にしたんARTクリニック日本橋院では、体外受精の仕組みや必要な投薬、費用などについて、カウンセラーが丁寧にご説明します。無料で相談することができ、治療についての疑問や不安点を解消するお手伝いをいたします。カウンセリングには事前予約が必要です。治療開始前はもちろん、治療が始まった後もお気軽にご相談ください。
お二人で心の準備ができ、必要な書類の提出ができた段階で不妊治療はスタートします。
にしたんARTクリニック日本橋院で必要な書類については、こちらの初めて来院される方へページをご覧ください。
スクリーニング検査とは、不妊の原因となる疾患や健康状態を調べるための検査のことです。治療を始める前に、お二人の体の状態を把握することで、適切な治療法や方針を選択することができます。
にしたんARTクリニック日本橋院で行うスクリーニング検査は、下記のとおりです。
女性 | 超音波検査、感染症検査、甲状腺機能検査、血液検査、ホルモン検査、AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査 など |
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男性 | 精液検査、感染症検査 など |
スクリーニング検査の結果から、不妊の原因を探ります。別途治療が必要な疾患が見つかった場合は、妊娠の可能性を高めるために、疾患の治療も行います。
採卵とは、卵巣から卵子を取り出す手術のことです。1回の採卵でできるだけ多くの卵子を得るために、経口薬や注射で排卵誘発剤を用いて卵巣を刺激し、卵子の成長を促す「卵巣刺激法」が用いられます。
卵巣刺激法は大きく分けると、年齢や体質などに合わせて「高刺激法」「低刺激法」「自然周期法」の3種類です。さらに、投薬内容によって細かい方法に分類されています。種類によって通院回数や投薬内容が異なるので、医師が患者さまにとって最適な方法を提案・選択いたします。
高刺激法とは、FSH(卵胞刺激ホルモン)やhMGなどの排卵誘発剤を注射で投与し、複数の卵子を育てる方法です。点鼻薬を採卵する前の周期から長く使う方法を「ロング法」、採卵周期の月経開始時から使う方法を「ショート法」といいます。最も多くの卵子を得ることができる方法ですが、OHSS(卵巣過剰刺激症候群)が生じるリスクもあります。年齢が若く、卵巣機能が正常な方に適用され、過去の治療で採卵数が少なかった場合に有効です。
低刺激法は、高刺激法よりも少ない量の排卵誘発剤を使用する卵巣刺激法です。代表的な方法には、「PPOS法」と「アンタゴニスト法」があります。いずれも、未成熟なまま卵子を排卵しないようにコントロールし、それぞれ使用する薬剤は異なります。OHSSのリスクが低く、身体的負担も軽いのが特徴です。
自然周期法とは、排卵誘発剤を使用せず、自然な排卵周期を利用する方法です。最も身体的負担が少なく、費用も抑えられるのが特徴です。採卵できる卵子の数は少なくなりますが、できるだけ自然な方法で妊娠したいと考える方に適用されます。
卵子を成熟した状態で排卵させるために行うのがサージ誘起です。hCG注射または点鼻薬によって、意図的にLH(黄体形成ホルモン)の分泌を増やし、卵子の成熟を促します。
サージ誘起した翌日、痛みの少ない細い採卵針を使い、経腟超音波で確認した卵胞に穿刺して卵胞液とともに卵子を得ます。所要時間は5~20分と、それほど長くありません。採卵後に1時間程院内でお休みいただく必要があります。
にしたんARTクリニックでは痛くない採卵を実現するために、局所麻酔もしくは静脈麻酔を使用します。麻酔の種類や痛みへの不安が強い場合は、事前にカウンセラーや医師に相談してください。
採卵当日、パートナーには院内の採精室、または自宅で精液を採取していただきます。提出いただいた精液を胚培養士が洗浄し、受精に適した状態に整えます。
取り出した卵子をシャーレという容器に入れ、洗浄した元気な精子をふりかけます。精子がみずから卵子に入り込むことで、受精が起こります。卵子1つに対して約10万匹の精子をふりかけ、卵子の中に入り込めるのは1匹の精子だけです。受精が起こると受精卵(胚)になり、順調に細胞分裂するのを見守ります。
子宮内と同じ環境に保たれた培養器の中で胚の培養を続け、細胞分裂を進行させます。胚培養を始めて5~6日目に、胚盤胞と呼ばれる状態にまで育ちます。
にしたんARTクリニックで導入している培養器は、タイムラプスインキュベーターです。
タイムラプスインキュベーターはカメラと顕微鏡を内蔵しているので、受精卵を外気にふれさせることなく観察を続けられます。一定の間隔で画像を記録し、受精卵の成長をまるで動画のように見ることも可能です。
なお、複数の受精卵(胚)が胚盤胞まで育った場合は、凍結保存することになります。採卵と同じ月経周期に胚移植することを「新鮮胚移植」、胚を凍結して次回以降の月経周期に胚移植することを「凍結融解胚移植」といいます。いずれの方法をとるかは、医師・胚培養士と相談の上、決定します。
胚移植とは、胚盤胞にまで育った胚を、妊娠しやすい時期・状態の子宮に胚を戻すことをいいます。胚移植の可否や優先順位は、胚培養士が胚の状態を確認し、「グレード」を評価することで決まります。
にしたんARTクリニックでは、お預かりしている胚の成長度合いについて、患者さまに丁寧な説明をしていますので、不明点はお問い合わせください。
胚が着床しやすい子宮環境にするために、黄体ホルモンなどの投薬を行ってから、胚移植を行います。胚移植は、経腟でカテーテルを挿入し、子宮内の着床しやすい位置に胚盤胞をそっと置くイメージです。痛みはほぼなく、5分程度で終了します。
なお、多胎妊娠のリスクを回避するため、原則として1回の胚移植で移植できる胚の数は1つだけです。
胚移植後は通常の生活を送りながら、できるだけゆったりと過ごして着床・妊娠が成立するのを待ちましょう。
胚移植後、2~3週間程度で妊娠判定が可能です。妊娠の確認ができたら、一般の産婦人科で診察することになります。
体外受精(IVF)を受けるかどうか迷っている方の中には、通院の多さを心配されている方も多いのではないでしょうか。体外受精の通院回数は、卵巣刺激術の方法や投薬内容によって大きく変わります。仕事をしながら体外受精を進めたい方は、通院回数やスケジュールの相談にのってくれる不妊治療専門クリニックを選ぶことが大切です。
にしたんARTクリニックは、患者さまのご都合をお聞きし、最適な方法で治療を進めることができます。
にしたんARTクリニックで高刺激法(ショート法)を用いて体外受精をする場合、月経1日目から投薬が始まり、月経3日目から毎日注射をして卵巣を刺激することが必要です。自宅で自己注射する場合と、通院して注射する場合では通院の回数が異なりますが、自己注射する場合の通院は5回が目安。
採卵後、その排卵と同じ周期に胚移植するか、受精卵を凍結保存して次の周期以降に胚移植するかは、医師や胚培養士が判断します。
体外受精(IVF)は、多くのメリットを得られる不妊治療法です。体外受精の主なメリットは、下記のとおりです。
体外受精のメリットは、タイミング指導や人工授精などの一般不妊治療よりも受精率が高いため、時間的に効率の良いことが挙げられます。そのため、40歳以上など年齢を重ねた女性など、少しでも早く妊娠したい方は一般不妊治療のステップを踏まずに、最初に体外受精を実施することもあります。
また、ごく細いガラス針を使って卵子に1匹の精子を入れる顕微授精は、多少なりとも卵子の膜に傷がついてしまうリスクが生じます。体外受精の場合、自然妊娠と同様に、精子が自分の力で卵子の中に入り込むため、卵子への負担を軽くすることが可能です。
次に、体外受精(IVF)のデメリットを解説します。デメリットも知った上で、体外受精を実施するかどうか検討してください。
体外受精は保険適用されますが、かかる費用は高額です。お住いの自治体に独自の助成制度がないか、確認してから治療を始めることをおすすめします。
また、OHSSは卵巣の腫れや腹水、血栓などが起こる疾患です。適切な治療で避けることができるため、不安な方は医師やカウンセラーにご相談ください。
自然妊娠と比べ、体外受精における胚移植では、条件によっては複数個の胚を子宮に戻すこともあるため、多胎になる可能性はゼロではありません。子宮外妊娠のリスクも自然妊娠よりも高まりますが、判明したらすぐに治療を行いますのでご安心ください。
このように、体外受精にデメリットやリスクもありますが、にしたんARTクリニックでは、不安に思われる方には医師やカウンセラーがご相談に応じますので、安心して治療を進めていただけます。
体外受精(IVF)は、肉体的にも、精神的にも、経済的にも負担が大きいもの。そのため、お二人に合った信頼できるクリニックを選ぶことが大切です。ここでは、不妊治療専門クリニックの選び方のポイントについて解説します。
ポイント1:通いやすいクリニックを選ぶ | 自宅や職場から通いやすく、通院しやすい場所にあり、診療時間の長いクリニックを選ぶ |
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ポイント2:不妊治療に詳しい医師がいるクリニックを選ぶ | 医師の実績のほか、自分との相性も考慮してクチコミを参考にするのもおすすめ |
ポイント3:卵巣刺激法など治療の選択肢が多いクリニックを選ぶ | 卵巣刺激に使用する薬剤などの方針にこだわりを持つクリニックもあるので事前に確認を |
ポイント4:不安や疑問を感じたときに相談できる窓口があるクリニックを選ぶ | 疑問を感じたときにすぐに相談できるカウンセリングや窓口があるクリニックなら安心 |
不妊治療は、短いスパンで何度も通院する必要があります。貴重な周期を逃すことがないよう、診療時間、休診日も確認することが大切です。
にしたんARTクリニックは、全国にあるすべての院が主要なターミナル駅の目の前に立地し、夜遅くまで診療しています。また、各院にカウンセラーが常駐し、ちょっとした疑問にすぐにお答えできる体制をとっていますので、ご安心ください。
体外受精(IVF)で妊娠を目指す方に、にしたんARTクリニック日本橋院をおすすめします。にしたんARTクリニック日本橋院をおすすめする理由は下記のとおりです。
にしたんARTクリニック日本橋院は、東京メトロ丸ノ内線「日本橋」駅直結、さらにJR各線「東京」駅から歩いて5分程なので、仕事終わりや休日にも通いやすく、便利です。東京メトロ「日本橋」駅の出口とは直結しているため、天候の影響を受けずにストレスなく通院できます。
また、にしたんARTクリニック日本橋院は、日本橋高島屋S.C.の新館4階にあり、気軽に通える不妊治療専門クリニックとして多くの患者さまにお選びいただいています。
不妊治療は短いスパンで複数回の通院が必要なため、職場や自宅から通いやすいクリニックを選ぶのがおすすめです。
にしたんARTクリニック日本橋院は、仕事をしながら不妊治療をする患者さまに通いやすいクリニックであるために、平日は9時から22時まで、土日祝日も休まず9時から18時まで診療を行っています。待ち時間を短くする工夫もしていますので、忙しい方でも安心です。
にしたんARTクリニックの都内にある新宿院、日本橋院、品川院の3院は連携しているため、ご都合に合わせて採卵と胚移植は日本橋院で、卵巣刺激中の通院は新宿院でといった対応をすることも可能です。日本橋院と品川院では夜遅くの採卵も行っていますので、ご希望の際はカウンセラーにご相談ください。
にしたんARTクリニック日本橋院の當山雄一院長は、不妊治療歴30年以上の経験を重ねた医師です。常に新しい技術を取り入れ、最短・最善の治療を行っています。体外受精(IVF)について不安な気持ちがある方にも、丁寧な説明を心掛けています。
にしたんARTクリニック日本橋院にはカウンセラーが常駐していますので、体外受精や不妊治療でわからないことがある患者さまは、いつでも無料で相談することができます。また、看護師、胚培養士、カウンセラーが一丸となり、不妊治療に関する知識と技術を磨き続けています。
患者さまファーストを徹底し、細やかな配慮を心掛けています。治療中にわからないことやお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。
にしたんARTクリニック日本橋院は内装にもこだわり、上質な空間で患者さまをお迎えしています。待ち時間は長くならないよう配慮し、少しでもリラックスできるように居心地を重視しています。
院内はフリーWi-Fiを完備、ワークスペースもありますので、ご夫婦(カップル)で通いやすいと好評です。
治療スペースと培養室は、高度なクリーンレベルとセキュリティを保ち、万全の体制で高度な不妊治療を実現しています。
体外受精(IVF)は、卵子を体外に取り出し、精子をふりかけて受精させてから、妊娠しやすい時期に子宮に受精卵を戻す方法です。より確実に妊娠の可能性を高めることができるため、不妊に悩む患者さまに有効な治療法といえます。
不妊治療は決められた周期内で複数回の通院が必要なため、通いやすいクリニックを選ぶことが大切です。日本橋駅や東京駅から歩いてすぐの、にしたんARTクリニック日本橋院は、アクセス良好でストレスなく通院することができます。平日は22時まで診療し、休診日もないので貴重な周期を無駄にすることがありません。
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