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にしたんARTクリニック大阪院の人工授精(AIH)特集

人工授精(AIH)とは、排卵日に合わせて洗浄・濃縮した精子を子宮に注入し、受精を手助けする不妊治療です。「赤ちゃんが欲しいけれどなかなかできない」「もしかして不妊なのかも?」とお悩みの方に、タイミング法(タイミング指導)の次のステップとして実施されることが多いでしょう。
この記事では、人工授精の内容や流れ、メリット・デメリットなどについて詳しく解説します。また、大阪・梅田で不妊治療専門クリニックをお探しの方に、にしたんARTクリニック大阪院がおすすめの理由も紹介します。

人工授精(AIH)とは、排卵日に合わせて精子を子宮内に直接注入する不妊治療術のこと

人工授精(AIH)とは、医学的な見地を持って正確に排卵日を予測し、最も妊娠しやすいタイミングで運動率の良い精子を子宮内に注入する治療のことです。性交渉では、精子が子宮腔内まで到達することができないケースがありますが、人工授精であれば精子を子宮内に直接送り込むことができ、卵子に出会うために精子が移動する距離が短くなるため、不妊の原因によっては受精率の向上が期待できます。
人工授精は不妊治療の中の一般不妊治療にあたり、タイミング法で妊娠に至らない場合に選択されることが多いでしょう。受精までの道のりを補助する方法なので、妊娠のメカニズムは自然妊娠と同じです。治療名に「人工」とついていますが、手助けするのは精子の出発地点を腟から子宮内へ短縮することだけなので、身体的にも負担が軽い不妊治療のひとつといえます。
妊娠が可能な時期は、月経周期ごとに一度だけです。つまり、1年に12回月経がある方であれば、年に12回しか妊娠のチャンスはありません。貴重な妊娠のチャンスを無駄にしないためにも、不妊治療専門クリニックで人工授精を受けることは有効です。

人工授精(AIH)が向いている方と向いていない方の違い

受精率の向上が期待できる人工授精(AIH)ですが、すべての不妊症の方に適した方法というわけではありません。人工授精が向いている方と向いていない方について、詳しく見ていきましょう。

人工授精が向いている方

人工授精に向いている方は、精液所見が良くない方や性交渉がうまくいかない方です。次のような方の場合、自然妊娠よりも受精する可能性が見込めるでしょう。

■人工授精が向いている方

  • 性交障害がある、性交渉に抵抗がある方
  • 子宮頸管因子の不妊症の方
  • ヒューナー検査(性交後検査)が不良の方
  • 精子の量が少なかったり、運動率が低かったり、勃起障害のある方

採取した精子は遠心分離で洗浄・濃縮するため、運動率の良い精子が選別することが可能です。また、人工授精なら性交渉をせずに卵子の近くに精子を届けることができるため、子宮頸管や性交渉に課題がある方には有効な手段といえます。

人工授精が向いていない方

人工授精は、子宮内に直接精子を入れることで、受精の手助けをする方法です。つまり、精子が自分の力で進めなかったり、卵管が閉塞していたり、排卵していなかったりすると、受精には至りません。
次のような条件にあてはまる場合は、人工授精以外の不妊治療について検討していく必要があります。

■人工授精が向いていない方

  • 卵管が癒着・閉塞している方
  • 重度の子宮内膜症の方
  • 精子所見に著しく問題がある方
  • 30代後半からの高年齢の方
  • そのほか、原因不明不妊症の方

人工授精(AIH)で妊娠できる確率

日本産婦人科医会の報告によると、人工授精(AIH)を4周期以上行った場合の妊娠率は、39歳以下は約20%、40歳以上で約15%となっています。5周期以降の妊娠確率はどの年齢でも頭打ちとなるため、次のステップである体外受精や顕微授精を検討することになります。
※出典 日本産婦人科医会「産婦人科ゼミナール

人工授精(AIH)を行う場合の流れ

人工授精(AIH)を行う場合、ご夫婦(カップル)でスクリーニング検査を受けてから治療が始まります。人工授精を行う場合の流れについて、にしたんARTクリニックでの流れを例に解説します。

1. 初回カウンセリングを受ける

にしたんARTクリニックでは、初回来院時にカウンセラーによるカウンセリングを実施しています。ご夫婦(カップル)の状況や希望、お悩みなどをヒアリングし、治療の流れや費用について説明します。わからないことを質問することも可能です。納得した上で治療を進めていただけるよう、回数の制限なく無料でカウンセリングを受けられる体制を整えています。

にしたんARTクリニックのカウンセリングについて見る

2. ご夫婦(カップル)で受診しスクリーニング検査を行う

不妊治療を開始する場合、ご夫婦(カップル)でスクリーニング検査を受け、不妊の原因となる疾患や健康状態を調べます。治療を始める前に、お二人の体の状態を把握することで、適切な治療法や方針を選択することができます。
スクリーニング検査とは、不妊の原因となる疾患や健康状態を調べるための検査のことです。治療を始める前に、男女双方の体の状態を把握することで、適切な治療法や方針を選択することができます。
にしたんARTクリニックで行うスクリーニング検査は、下記のとおりです。

スクリーニング検査の種類

女性超音波検査、感染症検査、甲状腺機能検査、血液検査、ホルモン検査、AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査 など
男性精液検査、感染症検査

スクリーニング検査の結果から何が原因で妊娠に至らないのかを探ります。別途治療が必要な疾患が見つかった場合は、疾患の治療を行います。

3. 月経周期などから排卵日を予測する

検査結果やこれまでの月経周期を踏まえ、医師が排卵日を予測します。黄体ホルモンの寿命は約14日のため、月経周期が28日型で規則的な場合、月経周期の14日目が排卵日となりますが、個人差もあるため、この後の経腟超音波検査と併せて綿密に排卵日を想定することになります。

4. 超音波検査で卵胞をモニタリングする

月経開始から10~12日目から通院を開始し、経腟超音波検査で卵胞のサイズをモニタリングします。卵胞の大きさが18~22mm程度になると排卵されるため、卵胞のサイズを計ることでより詳細な排卵日を想定することができます。卵胞の大きさや頸管の状態から、医師が人工授精の実施日を指定します。
卵胞の成長が遅かったり、元々卵胞が育ちにくかったりする場合には、排卵日の2日前くらいを目安に排卵誘発剤を処方することもあります。

5. 排卵日の朝に採精し、精子調整する

排卵する日を医師が見極めたら、指定された日の朝に夫(パートナー)は採精します。自宅で採精してクリニックに持ち込むか、クリニックで採精するかのいずれかになります。胚培養士が精液検査を行い、人工授精のために精子の調整を行います。

精液検査で精子の量や運動率を確認したら遠心分離し、精子調整を行います。この操作を行うことで、優良な精子だけを濃縮することができます。精子調整には1時間から1時間半程かかります。

6. 人工授精する

洗浄・濃縮の調整を経た精子を、医師がカテーテルを使って子宮内に注入します。人工授精は内診台で行い、診察を含めて30分程度で終了します。会計後、すぐにご帰宅が可能です。その後の生活は、通常どおりお過ごしください。
人工授精後、月経予定日に次の月経が来ない場合は、市販の妊娠判定薬を使用して妊娠を確認し、陽性反応の場合はクリニックへご連絡ください。
次の受診時には、妊娠初期の判定に有用な血液検査や超音波エコーを行います。

人工授精後、月経予定日に次の月経が来ない場合は、市販の妊娠判定薬を使用して妊娠を確認し、陽性反応の場合はクリニックへご連絡ください。
次の受診時には、妊娠初期の判定に有用な血液検査や超音波エコーを行います。

人工授精(AIH)のメリット

自然妊娠に近い形で妊娠を目指すことができる人工授精(AIH)は、メリットの多い不妊治療術です。人工授精のメリットについて、詳しく解説します。

自然妊娠に近い形で妊娠率を高めることができる

人工授精は、医療技術で濃縮した精子を子宮に届ける手助けをするもので、その後の受精、妊娠の流れは自然妊娠と同じです。可能な限り自然な形で妊娠したいと考えているご夫婦(カップル)に適した方法といえます。

治療費は保険適用され、比較的安価に済む

人工授精は保険適用されるため、現在の医療機関の窓口での負担額は、治療費の3割です。にしたんARTクリニックの場合、人工授精にかかる費用は保険診療で5,460円、自費診療の場合は27,500円です。通院・検査回数や投薬内容によって料金は異なるため注意してください。

ほとんど痛みがなく、スピーディーに行える

人工授精はカテーテルを使って精子を子宮に届けますが、その際、痛みはほぼありません。経腟超音波検査や内診時に使用する内診台で行い、人工授精自体は10分もかからないほどすぐに終わります。
通院の回数も抑えられるため、仕事と治療を両立しやすいでしょう。

人工授精(AIH)のデメリット

メリットの多い人工授精ですが、デメリットもあります。重篤なリスクはありませんが、下記のデメリットについてあらかじめ知っておきましょう。

精子所見が悪い場合、あまり意味がない

精液所見とは、精液検査の結果のことを指します。2021年にWHOが定めた精液所見の基準値(精液量1.4ml以上、精子濃度1,600万/ml以上、運動率42%以上、前進運動率30%以上、総運動精子数1,638万以上、正常精子形態率4%以上)を大幅に下回る場合、人工授精は適さず、体外受精(IVF)へのステップアップが検討されます。
精子は子宮内に送り込まれた後、自力で卵管を進み、卵子と出会わなければいけません。この工程は自然妊娠と同じため、精子は自然妊娠に適した力を持っていなければならないからです。

OHSS(卵巣過剰刺激症候群)や多胎妊娠が生じる可能性がある

人工授精の治療で排卵誘発剤を使用した場合、副作用としてOHSS(卵巣過剰刺激症候群)や多胎妊娠がまれに生じる可能性があります。
OHSSの症状としては、軽い腹部のつっぱり感や胃痛などが挙げられます。また、多胎妊娠では母体が合併症を発症したり、早産したりする可能性もあります。
すべての排卵誘発剤に副作用があるわけではありませんが、排卵誘発剤を使用する際は、副作用などについて医師や薬剤師に確認しましょう。

妊娠成功率は高くはない

前述のとおり、人工授精の妊娠成功率は人工授精を4周期以上行った場合、39歳以下は約20%、40歳以上で約15%程度です。
一般的に人工授精を5~6周期行っても妊娠に至らない場合は、ステップアップをご案内します。生殖補助医療(ART)に不安がある方やさまざまな負担に悩みがある患者さまにはヒアリングをし、最善な方法をいっしょに考えますので、カウンセラーにぜひご相談ください。

不妊治療のステップアップについて

人工授精(AIH)を3~4回実施して妊娠に至らなかった場合、次のステップに進むことをおすすめします。
不妊治療は、同じ治療を続けていても妊娠率は次第に頭打ちとなってしまいます。不妊の原因や年齢を考慮しながらステップアップすることが妊娠の早道です。
一般的な不妊治療のステップは下記のとおりです。

1.タイミング法(タイミング指導)

タイミング法(タイミング指導)は、医師が検査結果をもとに排卵日を推測し、性交渉のタイミングを合わせる方法です。
メリットは、受精や妊娠の流れは、自然妊娠と同じであること、また時間的にも経済的にも負担が少ないことです。デメリットは、不妊症の場合の妊娠率は5%程度であることです。

2.人工授精(AIH)

人工授精(AIH)とは、排卵日に合わせて夫(パートナー)が採取した精液を遠心分離で洗浄・濃縮し、子宮内にカテーテルで直接注入する方法です。精子が子宮内を移動する距離が短縮できるため、不妊の原因によってはタイミング法よりも妊娠率が高いことがメリットです。洗浄することで、精子の質を上げることも可能です。ただし、人工授精の妊娠成功率は人工授精を4周期以上行った場合、39歳以下は約20%、40歳以上で約15%程度です。

3.体外受精(IVF)

体外受精(IVF)とは、女性の卵子を体外に取り出し(採卵)、夫(パートナー)の精子をふりかけて受精させ、培養して発育した胚を、子宮に戻すことで着床を手助けする方法です。体の外で受精をさせるため、体外受精といいます。
2021年の体外受精の移植あたりの妊娠率は23.6%で、高い妊娠率が大きなメリットです。
※出典 公益社団法人日本産科婦人科学会「ARTデータブック2021年版
体外受精のデメリットとしては、通院回数が多いこと、また治療費が高いため経済的負担があることです。ただし、保険診療を行えるため、以前よりは自己負担額は抑えられます。

4.顕微授精(ICSI)

顕微授精(ICSI)は、体外受精の受精方法が前述のふりかけ法とは異なり、採卵して体外に取り出した卵子に、選別した良好な精子1匹を入れ、受精を促す方法です。顕微鏡を使って行うため、顕微授精といわれ、不妊治療の最終ステップといえます。
メリットは、良好な精子を選別することができ、1匹だけでも精子があれば行うことができることです。体外受精よりも受精率は高いといわれています。デメリットは、ごく細いガラス針を使用しますが卵子には少なからず負担があることのほか、通院回数が多いこと、治療費が高いことが挙げられます。
いずれの方法でも、年齢とともに妊娠率は下がります。少しでも早く不妊治療を始めることが、妊娠への近道であることは変わりありません。

人工授精(AIH)を行う不妊治療クリニックを選ぶポイント

人工授精(AIH)などの不妊治療は肉体的にも、精神的にも、経済的にも負担が大きいものです。そのため、自分たちに合った信頼できるクリニックを選ぶことが大切です。ここでは、不妊治療クリニックの選び方のポイントを解説します。

ポイント1:通いやすいクリニックを選ぶ

不妊治療は、短いスパンで何度も通院する必要があります。自宅や職場から通いやすく、通院しやすい場所にあるクリニックを選びましょう。貴重な周期を逃すことがないように、診療時間、休診日も確認することが大切です。
にしたんARTクリニックは、全国にあるすべての院が、主要なターミナル駅から徒歩すぐの好立地です。仕事をしながら不妊治療を続けられるよう、すべての院で夜遅くまで診療しています。

ポイント2:不妊治療の専門医がいるクリニックを選ぶ

不妊治療の経験豊富な医師がいるクリニックを選ぶことをおすすめします。各クリニックでは医師の経歴や実績が記載されているので、確認してみてください。患者さまと医師の相性も大切なので、クチコミを検索して参考にしてもよいでしょう。
にしたんARTクリニックは、すべての院で経験豊かな医師が高度な不妊治療を行っています。どの医師も患者さまに寄り添った治療を心掛けています。

ポイント3:卵巣刺激法など治療の選択肢が多いクリニックを選ぶ

不妊治療を行うクリニックの中には、卵巣刺激のために使用する薬にこだわりがあったり、卵巣刺激法が患者さまの希望どおりに選べなかったりする場合もあります。
にしたんARTクリニックは患者さまファーストを信念としているため、患者さまへのヒアリングを大切にし、思いに寄り添った治療を進めることが可能です。患者さまに医師、カウンセラー、看護師らスタッフが伴走しながら、最短で最善の妊娠を目指します。

人工授精(AIH)で妊娠を目指す方に、にしたんARTクリニック大阪院がおすすめの理由

にしたんARTクリニックは全国で不妊治療クリニックを展開しています。JR大阪駅、私鉄各線梅田駅から歩いてすぐの大阪院でも人工授精(AIH)を実施しています。
大阪・梅田で人工授精をしたいと考えている方、大阪周辺で妊活をしている方に、にしたんARTクリニック大阪院がおすすめの理由を下記で解説します。

関西最大のターミナル駅・大阪駅から徒歩すぐで通いやすい

にしたんARTクリニック大阪院は、JR各線「大阪駅」および、私鉄・大阪メトロ各線「梅田駅」から歩いてすぐのアクセスしやすい立地です。梅田地下街の出口直結なので、雨の日や寒い日など天候の影響を受けないので、ストレスなく通院ができます。
不妊治療は短いスパンで複数回の通院が必要なため、職場や自宅から通いやすいクリニックを選ぶのがおすすめです。

平日22時まで、土日祝も休まず診療しています

にしたんARTクリニック大阪院は、患者さまのニーズに応え、平日は9時から22時まで診療しています。仕事をしながらでも通院しやすく、「仕事と治療の両立」をしやすい環境を整えています。土日祝も休まず夜18時まで診療を行っており、休診日はありません。待ち時間を短くする工夫もしていますので、忙しい方も安心です。

丁寧で優しい医師が、患者さまファーストで高度な不妊治療を実現

にしたんARTクリニックの前田洋一院長は、不妊治療歴25年以上の経験と実績を重ねたベテランの医師です。常に最新の技術を取り入れ、最短かつ最善の治療を行っています。人当たりも優しく、常に患者さまに寄り添った診療を行うため、不安を抱えている患者さまや権威的なクリニックでつらい思いをした方も安心です。

胚培養士やカウンセラーが常駐し、いつでもご相談に対応しています

にしたんARTクリニック大阪院では、看護師、胚培養士、カウンセラーらスタッフも学会や研修で知識や教養を深め、より高い水準の治療を行えるよう努めています。
患者さまファーストを徹底し、細やかな配慮を欠かしません。治療中にわからないことやお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。

リラックスして治療に臨める上質な空間

にしたんARTクリニック大阪院は内装にもこだわり、上質な空間で患者さまをお迎えしています。待ち時間は長くならないよう配慮し、少しでもリラックスできるように居心地を重視しています。
院内はフリーWi-Fiを完備していますので、ご夫婦(カップル)で通いやすいと好評です。
治療スペース、培養室は高度なクリーンレベルとセキュリティを保ち、万全の体制で高度な不妊治療を実現しています。

大阪・梅田で人工授精を行うなら、にしたんARTクリニック大阪院がおすすめ

人工授精(AIH)とは、排卵日に合わせて、精液を洗浄・濃縮し子宮に注入する、受精を手助けする不妊治療です。身体的、経済的にも負担が軽く、タイミング法の次にトライする患者さまが多い治療法といえます。
不妊治療は決められた周期内で複数回の通院が必要なため、通いやすいクリニックを選ぶことが大切です。大阪駅、梅田駅から歩いてすぐの、にしたんARTクリニック大阪院ならアクセス良好でストレスなく通院することができます。平日は22時まで診療し、休診日もないので、仕事を続けながら不妊治療を続けられることから、お選びいただく患者さまが増えています。
ベテラン医師による丁寧な診察で、患者さまに寄り添って最短・最善の妊娠を目指します。まずは、無料カウンセリングでお悩みをお聞かせください。

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