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にしたんARTクリニック渋谷院の体外受精(IVF)特集

体外受精(IVF/ふりかけ法)とは、卵巣から取り出した卵子に精子をふりかけて受精させ、培養してから母体が妊娠しやすい時期に子宮に戻す不妊治療法です。

この記事では、「体外受精に興味があるけれど、よくわからない」「難しい治療に思えて不安」という方に向けて、体外受精がどういった治療なのかを詳しく解説します。併せて、渋谷エリアで不妊治療を検討している方に、にしたんARTクリニック渋谷院がおすすめの理由もお伝えします。

体外受精(IVF)とは、体外で受精させた受精卵(胚)を使って妊娠を目指す不妊治療法のこと

体外受精とは、卵巣から取り出した卵子に精子をふりかけて受精させ、培養してからその受精卵(胚)を妊娠しやすい時期に子宮に戻す不妊治療法のことをいいます。

体外受精は生殖補助医療(ART)と呼ばれる不妊治療のひとつですが、特別な治療法というわけではなく、多くの患者さまが不妊治療として採用されています。厚生労働省の調べによると、2021年に日本で産まれた81万1,622人の赤ちゃんのうち、8.6%にあたる6万9,797人が生殖補助医療により誕生しています。これは赤ちゃんのうち約12人にひとりの割合となり、生殖補助医療は決して珍しい治療ではなくなっているといえるのではないでしょうか。

※出典 厚生労働省「不妊治療と仕事との両立サポートハンドブック」(2023年)

体外受精の大きな流れとしては、まず一度の採卵手術でできるだけ多くの卵子を得るために投薬や注射で卵巣を刺激し、採卵手術で複数個の卵子を体外に取り出します。その後、胚培養士が適した方法で受精させ、培養器で育てた受精卵(胚)を、妊娠しやすい時期に子宮に戻す胚移植を行います。受精卵(胚)が子宮内膜にもぐり込んで着床することができたら、妊娠成立です。

■生殖補助医療(ART)の流れ

体内から取り出した卵子と精子を人為的に出会わせて受精させる方法は、体外受精と顕微授精(ICSI)の2種類です。体外受精と顕微授精、それぞれの受精方法について具体的に見ていきましょう。

体外受精(IVF)

体外受精とは、女性の体内から取り出した卵子をシャーレに入れ、男性が採取した精液から回収した運動率の良い元気な精子をふりかけて受精させる方法です。精子が自分の力で卵子に入り込むことが必須なので、精子の状態が正常な場合は、この方法がとられます。この方法は卵子に精子をふりかけるため、「ふりかけ法」とも呼ばれます。

顕微授精(ICSI)

顕微授精とは、胚培養士が顕微鏡下で卵子に細いガラスの針を刺し、元気な精子を1個注入し、受精させる方法です。精子の所見が悪い場合でも、元気な精子が1匹さえいれば受精が期待できます。

顕微授精については、こちらのページをご覧ください。
顕微授精(ICSI/イクシー)について

体外受精(IVF)が適応になるケース

体外受精が適応になる方は、自然妊娠やタイミング指導(タイミング法)、人工授精(AIH)で妊娠に至らなかった方のほか、体内での受精が難しいと考えられる方です。具体的には、下記のようなケースが体外受精の適応になります。

卵管性不妊症

卵管性不妊症とは、卵巣と子宮をつなぐ卵管に異常があり、詰まったり狭くなったりしているため、精子や受精卵(胚)が通ることができず妊娠に至らない状態をいいます。通常であれば、卵管で卵子と精子が出会い、受精して細胞分裂しながら子宮に移動しますが、卵管が癒着したり狭くなっていたりして詰まっている場合、物理的に卵子と精子が出会うことができないため、受精することができません。

また、卵管に水や膿が溜まって子宮に流れ込むことで、着床の妨げになっているケースもあります。こうした卵管性不妊症の方は、体外受精が有効な方法となるでしょう。

男性不妊症

男性不妊症とは、精子の運動率が低かったり、作られている精子の数が少なかったり、精子の奇形率が高かったりし、自然妊娠が難しい状態です。男性不妊症の中でも多いのが、精子を作る機能に問題がある造精機能障害といわれています。

男性不妊症ではまず体外受精を検討し、元気な精子の数が少なすぎる場合は、顕微授精に切り替えることもあります。

免疫性不妊症

免疫性不妊症とは、女性の体内に抗精子抗体ができ、精子を攻撃してしまう状態をいいます。女性の体にとって精子は異物であることから、まれに抗精子抗体ができ、精子の能力をなくしてしまうケースがあります。この場合、体内で受精させることが難しいため、体外受精の適応となります。

原因不明不妊症

原因不明不妊症とは、男女共に検査をしても特定の疾患が見つからないにも関わらず、妊娠に至ることができない状態をいいます。明らかな原因が特定できないため、原因不明不妊症として体外受精の適応となります。

現在、不妊症の30%は原因不明不妊症ともいわれており、できるだけ早く、より妊娠率の高い生殖補助医療を始めることが妊娠成立への早道であることは間違いありません。

体外受精(IVF)の流れ

不妊治療専門クリニックにおける体外受精は、どのような流れで行われるのでしょうか。にしたんARTクリニック渋谷院で体外受精を行う際の流れを例に、詳しく見ていきましょう。

■体外受精(IVF)の流れ

1.ご夫婦(カップル)でカウンセリングを受ける

体外受精は生殖補助医療の1つで、一般不妊治療と比べると身体的、精神的に負担がかかる治療法です。ご夫婦(カップル)が協力して不妊に対する不安やストレスをなくすためにも、不妊治療専門クリニックで実施しているカウンセリングを受けてから体外受精を始めることをおすすめします。

にしたんARTクリニック渋谷院では、体外受精の流れや必要費用、投薬の内容などについて、カウンセラーが丁寧にご説明します。無料で相談することができ、治療についての疑問や不安点を解消することが可能です。カウンセリングには事前予約が必要です。治療開始前はもちろん、治療が始まった後もお気軽にご相談ください。
お二人で心の準備ができ、必要な書類の提出ができた段階で不妊治療はスタートします。

にしたんARTクリニック渋谷院で必要な書類については、こちらのページをご覧ください。
初めてご来院される方へ

2.事前のスクリーニング検査を受ける

スクリーニング検査とは、不妊の原因となる疾患や健康状態を調べるための検査のことです。治療を始める前に、お二人の体の状態を把握することで、適切な治療法や方針を選択することができます。
にしたんARTクリニック渋谷院で行うスクリーニング検査は、下記のとおりです。

■スクリーニング検査の主な種類
女性超音波検査、感染症検査、甲状腺機能検査、血液検査、ホルモン検査、AMH(抗ミューラー管ホルモン)検査
男性精液検査、感染症検査

スクリーニング検査の結果から、不妊の原因を探ります。別途治療が必要な疾患が見つかった場合は、妊娠の可能性を高めるために、疾患の治療も行います。

3.採卵のために卵巣刺激を行う

採卵とは、卵巣から卵子を取り出す手術のことです。1回の採卵でできるだけ多くの卵子を得るために、経口薬や注射で排卵誘発剤を用いて卵巣を刺激し、卵子の成長を促す「卵巣刺激法」が用いられます。

卵巣刺激法は大きく分けると、年齢や体質などに合わせて「高刺激法」「低刺激法」「自然周期法」の3種類です。さらに、投薬内容によって細かい方法に分類されています。種類によって通院回数や投薬内容が異なるので、医師が患者さまにとって最適な方法を提案・選択いたします。

「高刺激法」「低刺激法」「自然周期法」の3つの卵巣刺激法について詳しくは下記のとおりです。

高刺激法(ロング法/ショート法)

高刺激法とは、FSH(卵胞刺激ホルモン)やhMGなどの排卵誘発剤を注射で投与し、複数の卵子を育てる方法です。点鼻薬を採卵する前の周期から長く使う方法を「ロング法」、採卵周期の月経開始時から使う方法を「ショート法」といいます。最も多くの卵子を得ることができる方法ですが、OHSS(卵巣過剰刺激症候群)が生じるリスクもあります。年齢が若く、卵巣機能が正常な方に適用され、過去の治療で採卵数が少なかった場合に有効です。

低刺激法(PPOS法/アンタゴニスト法)

低刺激法は、高刺激法よりも少ない量の排卵誘発剤を使用する卵巣刺激法です。代表的な方法には、「PPOS法」と「アンタゴニスト法」があります。いずれも、未成熟なまま卵子を排卵しないようにコントロールし、それぞれ使用する薬剤は異なります。OHSSのリスクが低く、身体的負担も軽いのが特徴です。

自然周期法(完全自然周期法/マイルド法)

自然周期法とは、排卵誘発剤を使用せず、自然な排卵周期を利用する方法です。最も身体的負担が少なく、費用も抑えられるのが特徴です。採卵できる卵子の数は少なくなりますが、できるだけ自然な方法で妊娠したいと考える方に適用されます。

4.サージ誘起

卵子を成熟した状態で排卵させるために行うのがサージ誘起です。hCG注射または点鼻薬によって、意図的にLH(黄体形成ホルモン)の分泌を増やし、卵子の成熟を促します。

5.採卵と採精

サージ誘起した翌日、痛みの少ない細い採卵針を使い、経腟超音波で確認した卵胞に穿刺して卵胞液ごと卵子を得ます。所要時間は5~20分と、それほど長くありません。採卵後に1時間程院内でお休みいただく必要があります。

■採卵手術のイメージ

にしたんARTクリニックでは痛くない採卵を実現するために、局所麻酔もしくは静脈麻酔を使用します。麻酔の種類や痛みへの不安が強い場合は、事前にカウンセラーや医師に相談してください。

採卵当日、パートナーには院内の採精室、または自宅で精液を採取していただきます。提出いただいた精液を胚培養士が洗浄し、受精に適した状態に整えます。

6.ふりかけ法で受精させる

取り出した卵子をシャーレという容器に入れ、洗浄した元気な精子をふりかけます。精子がみずから卵子に入り込むことで、受精が起こります。卵子1つに対して約10万匹の精子をふりかけ、卵子の中に入り込めるのは1匹の精子だけです。受精が起こると受精卵(胚)になり、細胞分裂を繰り返して成長を続けます。

■ふりかけ法のイメージ

7.培養する

子宮内と同じ環境に保たれた培養器の中で受精卵(胚)の培養を続け、細胞分裂を進行させます。胚培養を始めて5~6日目に、胚盤胞と呼ばれる状態にまで育ちます。

■培養中の受精卵(胚)の様子

にしたんARTクリニックで導入している培養器は、タイムラプスインキュベーターです。

タイムラプスインキュベーターはカメラと顕微鏡を内蔵しているので、受精卵(胚)を外気にふれさせることなく観察を続けられます。一定の間隔で画像を記録し、受精卵(胚)の成長をまるで動画のように見ることも可能です。

なお、複数の受精卵(胚)が胚盤胞まで育った場合は、凍結保存することになります。採卵と同じ月経周期に胚移植することを「新鮮胚移植」、胚を凍結して次回以降の月経周期に胚移植することを「凍結融解胚移植」といいます。いずれの方法をとるかは、医師・胚培養士と相談の上、決定します。

8.胚を子宮内に移植する

胚移植とは、胚盤胞にまで育った胚を、妊娠しやすい時期・状態の子宮に戻すことをいいます。胚移植の可否や優先順位は、胚培養士が胚の状態を確認し、「グレード」を評価することで決まります。にしたんARTクリニックでは、お預かりしている胚の成長度合いについて、患者さまに丁寧な説明をしていますので、不明点はお問い合わせください。

■胚移植のイメージ

胚が着床しやすい子宮環境にするために、黄体ホルモンなどの投薬を行ってから、胚移植を行います。胚移植は、経腟でカテーテルを挿入し、子宮内の着床しやすい位置に胚盤胞をそっと置くイメージです。痛みはほぼなく、5分程度で終了します。

なお、多胎妊娠のリスクを回避するため、原則として1回の胚移植で移植できる胚の数は1つだけです。

9.移植後はゆったりと過ごし、妊娠成立を待つ

胚移植後は通常の生活を送りながら、できるだけゆったりと過ごして着床・妊娠が成立するのを待ちましょう。
胚移植後、2~3週間程度で妊娠判定が可能です。妊娠の確認ができたら、一般の産婦人科で診察することになります。

体外受精(IVF)の通院スケジュールのイメージ

体外受精(IVF)を受けるかどうか迷っている方の中には、通院回数の多さが気になる方も多いのではないでしょうか。体外受精の通院回数は、卵巣刺激術の方法や投薬内容によって大きく変わります。仕事と両立しながら体外受精を進めたい方は、通院回数やスケジュールの相談にのってくれる不妊治療専門クリニックを選ぶことが大切です。

にしたんARTクリニックは、患者さまのご都合をお聞きし、最適な方法で治療を進めることができます。

■自己注射と通院注射の比較(ショート法の場合)

にしたんARTクリニックで高刺激法(ショート法)を用いて体外受精をする場合、月経1日目から投薬が始まり、月経3日目から毎日注射をして卵巣を刺激することが必要です。つまり通院注射では毎日クリニックに行く必要があります。自宅で注射する自己注射を選択しても、周期内に5回以上は診察のために通院する必要があるため、いずれにしても通いやすいクリニックを選ぶことがとても重要となります。

体外受精(IVF)で妊娠を目指す方に、にしたんARTクリニック渋谷院がおすすめの理由

体外受精で妊娠を目指す方に、にしたんARTクリニック渋谷院をおすすめします。にしたんARTクリニック渋谷院をおすすめする理由は下記のとおりです。

ターミナル駅・渋谷駅から徒歩圏内で通いやすい

にしたんARTクリニック渋谷院は、JR・私鉄各線「渋谷」駅から徒歩圏内にあり、通いやすい立地です。仕事終わりや休日にも通いやすく、忙しい方も安心して不妊治療を進めることができるでしょう。

不妊治療は短いスパンで複数回の通院が必要なため、職場や自宅から通いやすいクリニックを選ぶのがおすすめです。

平日22時まで、土日祝も休まず18時まで診療

にしたんARTクリニック渋谷院は、患者さまのニーズに応え、平日は9時から22時まで診療しています。仕事をしながらでも通院しやすく、「仕事と治療の両立」をしやすい環境を整えています。土日祝も休まず9時から18時まで診療を行っております。待ち時間を短くする工夫もしていますので、忙しい方も安心です。

経験を重ねた医師による丁寧な不妊治療

にしたんARTクリニック渋谷院の末吉智博院長は、医師として20年以上、不妊治療に携わってきました。常に新しい技術を取り入れ、最短・最善の治療を行っています。体外受精について不安な気持ちがある方にも、丁寧な説明を心掛けています。

胚培養士やカウンセラーによる患者さまファーストの不妊治療

にしたんARTクリニック渋谷院にはカウンセラーが常駐していますので、体外受精や不妊治療でわからないことがある患者さまは、いつでも無料で相談することができます。また、看護師、胚培養士、カウンセラーが一丸となり、不妊治療に関する知識と技術を磨き続けています。

患者さまファーストを徹底し、細やかな配慮を心掛けています。治療中にわからないことやお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。

リラックスして治療に臨める上質な空間

にしたんARTクリニック渋谷院は内装にもこだわり、モダンで上質な空間で患者さまをお迎えしています。待ち時間は長くならないよう配慮し、少しでもリラックスできるように居心地を重視しています。院内はフリーWi-Fi、ワークスペースを完備していますので、ご夫婦(カップル)で通いやすいと好評です。

治療スペース、培養室は高度なクリーンレベルとセキュリティを保ち、万全の体制で高度な不妊治療を実現しています。

渋谷で体外受精(IVF)を行うなら、にしたんARTクリニック渋谷院がおすすめ

体外受精は、卵子を体外に取り出し、精子をふりかけて受精させてから、妊娠しやすい時期に子宮に受精卵(胚)を戻す方法です。より確実に妊娠の可能性を高めることができるため、不妊に悩む患者さまに有効な治療法といえます。

不妊治療は決められた周期内で複数回の通院が必要なため、通いやすいクリニックを選ぶことが大切です。渋谷駅から徒歩圏内の、にしたんARTクリニック渋谷院は、アクセス良好でストレスなく通院することができます。平日は22時まで、土日祝日も休まず18時まで診療しているので、貴重な周期を無駄にすることがありません。

にしたんARTクリニック渋谷院は医師による丁寧な診察を心掛け、患者さまに寄り添って最短で最善の妊娠を目指します。まずは、無料カウンセリングでお悩みをお聞かせください。

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