新宿の高度不妊治療・人工授精(AIH)-にしたんARTクリニック新宿院
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着床前検査(PGT-A:Preimplantation Genetic Testing for Aneuploidy)とは、生殖補助医療(ART)により得られた受精卵が胚盤胞(受精後5~6日頃)に発育した段階で、胚の一部(将来胎盤になる栄養外胚葉細胞)を採取し、染色体の数的異常(異数性)がないかを調べる検査です。
染色体は人の体の設計図ともいえる遺伝情報を担っており、通常は23対 (46本)で構成されています。しかし、受精卵の段階で染色体数の過不足が生じることがあり、これを「染色体異数性」と呼びます。異数性がある胚は着床しづらく、妊娠が成立しても流産しやすくなります。
PGT-Aを行うことで、染色体数が正常な胚を選んで移植することができ、妊娠率や出産率の向上、流産率の低下につながると考えられています。ただし、出生前診断とは異なり、PGT-Aは着床前の段階で行うスクリーニング検査であり、病気の確定診断を行うものではありません。 日本産科婦人科学会はPGT-Aについて「着床前に胚の染色体数的異常を調べる検査であり、臨床研究として限定的に実施されている」と定義しています。
PGT-Aはすべての方が受けられるわけではなく、日本においては臨床研究の一環として、対象を限定して実施されている検査です。日本産科婦人科学会(JSOG)は、反復する体外受精の不成功や流産を繰り返す方などに対して、一定の条件下でPGT-Aを行うことを認めています。具体的な対象例としては、以下が挙げられます。
これらの場合、受精卵の染色体異常が妊娠不成立や流産の原因である可能性が高いため、PGT-Aにより染色体数が正常な胚を選択することで、妊娠・出産につながる確率を上げることが期待されています。
一方で、若年層の方や、妊娠・出産に問題がない方を対象としたルーティン検査としては認められていません。これは倫理的観点や、胚に対する操作の影響、検査精度の限界などを考慮したものです。
厚生労働省や学会の方針としても、PGT-Aはすべての人に推奨される一般的な検査ではなく、限られたケースでのみ有用とされる補助的検査という位置づけになっていました。
しかし、2025年9月に条件の緩和が発表されました。時期は未定ですが、女性の年齢が35歳以上のカップルも対象になります。

PGT-Aは、体外受精(C-IVF)や顕微授精 (ICSI)の過程に組み込まれて行われる検査です。一般的な流れは以下のようになります。
排卵誘発剤などを用いて複数の卵子を採取し、精子と受精させます。体外受精または顕微授精により受精卵を作成します。
受精卵は培養器の中で5〜6日間培養され、胚盤胞と呼ばれる状態に成長します。この胚盤胞の状態になってはじめてPGT-Aが可能となります。
胚盤胞の外側部分(将来胎盤になる栄養外胚葉)から数個の細胞を取り出します。この操作を「胚生検」といいます。将来胎児になる内部細胞塊には触れないため、胚そのものの発育に与える影響は最小限に抑えられるとされています。
採取した細胞は次世代シーケンサー(NGS)を用いてDNAを抽出し、全ゲノム増幅と呼ばれる方法で何万倍にも増やします。増幅したDNAの塩基配列を解析して染色体の本数を推定する技術です。
検査結果が出るまで胚は凍結保存されます。解析には通常1〜2週間程度を要します。
検査結果を踏まえて、染色体数が正常と判断された胚を選び、次周期以降に子宮内へ移植します。
このように、PGT-Aは単独で行う検査ではなく、生殖補助医療の一環として進められるプロセスです。そのため、採卵から移植までに時間を要すること、また検査に伴う追加の費用や技術的準備が必要である点を理解しておくことが大切です。

PGT-Aの最大の目的は、妊娠率の向上と流産率の低下にあります。体外受精で得られる胚の中には、外見上は良好に見えても染色体異常を持つものが一定の割合で存在します。特に女性の年齢が上がるにつれて異常の頻度は増加し、35歳を超えると流産率が高くなっていきます。
染色体数が正常な胚を選んで移植することで、妊娠が成立する可能性が高まります。
染色体異常が流産の大きな原因であるため、異常を持つ胚を避けることで流産のリスクを減らすことが期待されます。
反復着床不全の方において、PGT-Aを用いることで効率的に正常胚を選別できるため、移植を繰り返す回数を減らせる可能性があります。
不成功の移植や流産を繰り返すことは、身体的にも精神的にも大きな負担です。PGT-Aによりそのリスクを軽減できれば、患者さんやご夫婦の負担を少なくする効果が期待できます。
日本産科婦人科学会は、PGT-Aが流産率低下に寄与する可能性を示しつつも、検査の限界や倫理的課題を踏まえ「臨床研究として限定的に行われるもの」としています。

PGT-Aには多くの利点がある一方で、注意すべき点や限界も存在します。検査を受ける前にメリットとデメリットを正しく理解しておくことが重要です。
PGT-Aは胚の一部の細胞を検査するため、結果が胚全体を正確に反映していない場合があります。胚によっては「モザイク」と呼ばれる状態(正常細胞と異常細胞が混在)があり、この場合は判定が難しくなります。
染色体数が正常と判断された胚を移植しても、着床しない場合や妊娠に至らない場合があります。PGT-Aはあくまで妊娠の可能性を高める「補助的な検査」であり、確実な結果を約束するものではありません。
胚から細胞を採取する「胚生検」は、熟練した技術で行われても胚に対する操作であることに変わりはなく、発育に影響を及ぼすリスクがわずかながらあります。
検査結果が出るまでの期間、胚は凍結保存されるため、移植までに時間を要します。また、PGT-Aは保険適用外で行われることが多く、費用的な負担も大きい点がデメリットです。
染色体異常を持つ胚を移植対象から外すことに対して、生命倫理の観点から議論が続いています。そのため、日本では対象が限定され、臨床研究という枠組みの中で実施されています。
このように、PGT-Aは妊娠の可能性を高める一方で、検査の限界やリスク、費用負担を考慮しなければなりません。日本産科婦人科学会も、PGT-Aを一般的な不妊治療に広く導入するのではなく、慎重に対象を限定すべきとしています。

PGT-Aは保険適用外の自費診療の検査です。そのため、医療機関によって異なりますが、費用は胚1個あたり数十万円程度になります。
また生殖補助医療の一環として行われるため、PGT-Aを単体で受ける事はできず。体外受精や顕微授精、胚の凍結・移植などの費用も発生します。
不妊治療は、短いスパンで何度も通院する必要があります。自宅や職場から通いやすく、通院しやすい場所にある不妊治療専門クリニックを選びましょう。貴重な周期を逃すことがないよう、診療時間、休診日も確認することが大切です。
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にしたんARTクリニックの理事長で、新宿院の院長でもある松原直樹医師は、不妊治療歴25年以上の経験を重ねた医師です。常に新しい技術を取り入れ、最短・最善の治療を行っています。PGT-A(着床前検査)ついて不安な気持ちがある方にも、丁寧な説明を心掛けています。


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PGT-A(着床前検査)は、胚の染色体数的異常を調べ、妊娠の可能性を高めるために有効とされる検査です。しかし、費用面や倫理的課題、検査の限界なども存在します。メリット・デメリットを正しく理解し、専門医とよく相談した上で検討することが大切です。
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