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今月絶対妊娠したい!妊娠率を高めるための最適な回数とタイミング

今月絶対妊娠したい!妊娠率を高めるための最適な回数とタイミング

妊活中の方の中には、「今月こそ絶対に妊娠したい」と強く願っている方も多いのではないでしょうか。妊娠の確率を高めるためには、性交渉の適切なタイミングと回数が大きなポイントとなります。自然妊娠を目指す場合、性交渉の回数を増やすことも効果的な方法のひとつです。

この記事では、自然妊娠を目指す方に向けて、性交渉の回数と妊娠との関係性、さらに妊娠しやすいタイミングや予測方法について詳しく解説します。妊娠のチャンスを最大限に活かすための参考にしてください。

今月絶対妊娠したい人は性交渉の回数を意識しよう

自然妊娠の確率を高めるために大切なのは、性交渉の回数を増やすことです。妊娠成立と性交渉の回数には、密接な関わりがあり、性交渉の頻度が高いほど妊娠率も高まるとされています。

精子の寿命は個体差があるものの2~3日程といわれており、週に2~3回の性交渉がある夫婦やカップルであれば、常に精子が女性の体内にあることになります。これは、いつ排卵が起こっても受精できる状態であるということです。一方で、性交渉の頻度が低いと、それだけで妊娠の確率は低くなります。

年齢とともに卵子や精子の質は低くなり妊娠率も下がりますが、年齢が若い男女であれば、性交渉の回数自体を増やすだけでも妊娠率がアップする可能性は高いでしょう。

今月絶対妊娠したいなら排卵日を把握しよう

性交渉の回数を増やしても、排卵したタイミングに精子が女性の体内にいなければ受精は成立しないため、排卵日を狙って性交渉をすることも大切です。妊娠成立を目指すなら、まずは排卵日を把握しましょう。

妊娠しやすいといわれる時期は、卵巣から卵子が排出される排卵日の前後です。月経周期が28日周期の場合、排卵は月経開始から約2週間後。妊娠の可能性が高まるのは、排卵日の約4日前~1日後にあたる、月経開始直後から7~14日後(1~2週)頃です。特に、排卵日の2日前は、最も妊娠しやすいタイミングといわれています。

排卵日前後の妊娠しやすい時期の変化

卵子の寿命は短く、排卵から24時間程といわれています。一方、精子の寿命は射精から約72時間(2~3日)程です。卵管までたどり着いた精子は卵子を待つことができるため、排卵日ぴったりに性交渉を行わなくても、タイミングが合えば妊娠に至ることはあります。より妊娠の確率を高めるには、排卵日の数日前から排卵直後までの間に性交渉を複数回行うとよいでしょう。

妊娠しやすい時期については、こちらのページをご覧ください。
妊娠しやすい時期はいつ?排卵日の予測方法や体の変化について解説

排卵日の調べ方

妊娠しやすい時期を知るには、排卵日を予測する必要があります。ここでは、排卵日の調べ方をいくつかご紹介します。

月経周期に合わせた体の変化

基礎体温から調べる

排卵日を調べる方法の中で、一般的なのが基礎体温を測定する方法です。基礎体温とは、生きるために必要な最低限のエネルギーを消費しているときの体温のことをいいます。妊娠可能な年齢の女性は、基礎体温が「高温期」と「低温期」の二相性になっており、月経開始日と排卵日で高温期と低温期が入れ替わります。低温期の中で最も基礎体温が下がった後、高温期に切り替わるタイミングが排卵日です。

基礎体温の測り方

基礎体温は、朝目覚めてすぐ寝たままの状態で測定します。測定には、脇に挟む体温計ではなく、舌の裏側で体温を測る婦人体温計(基礎体温計)を使いましょう。計測した体温を基礎体温表に記録し、折れ線グラフにすると、低温期と高温期がわかりやすくなります。

ただし、基礎体温はガタガタしているのが普通で、低温期と高温期の切り替わりを初見で判別することは難しいものです。少なくとも2ヵ月は、記録を続けてから判断するようにしてください。なお、しばらく続けても低温期と高温期が二層に分かれない方は、排卵が起きていない「無排卵月経」の可能性があります。その場合は、婦人科や不妊治療専門クリニックで医師に相談することをおすすめします。

排卵日予測検査薬で調べる

薬局やドラッグストアで市販されている排卵検査予測薬でも、排卵日を予測できます。排卵検査予測薬とは、尿中のLH(黄体形成ホルモン)の濃度を調べることで、排卵日を予測するものです。LHは、排卵の36~48時間前に脳から分泌されます。月経予定日の17日前から、1日1回検査を行いLHの変化を捉え、排卵日を約1日前に予測することが可能です。基礎体温による予測と合わせて行えば、より正確に予測できるでしょう。

計算して調べる

特別な計算方法を用いて、排卵日を調べることもできます。排卵日予測の計算方法として、よく知られているのが「オギノ式」の計算方法です。

オギノ式では、排卵日から14日後に月経が始まるという前提にもとづき、「月経周期-14日=月経開始から排卵するまでの期間」とします。例えば、月経周期が31日周期の場合、「31-14=17」となり、月経開始から17日後を排卵日と仮定して、前後2日のズレを想定した15~19日後を排卵予定日と予測するのです。この計算方法を使うことで、月経が28日周期以外の方でも排卵日を予測しやすくなります。

おりものの変化で調べる

おりものは、通常サラッとした形状が一般的ですが、排卵日が近づくと白く濁った粘り気のある形状に変化します。排卵期のおりものはかなり粘度が高く、指に取ると10cm以上伸びることもあります。ほかの予測方法と違い、目で見て変化がわかるので、妊活中はおりものの形状もチェックしてみましょう。

伸びるおりものについて、こちらのページをご覧ください。

不妊治療専門のクリニックで調べる

前述の方法で排卵日を予想し、性交渉を行っても妊娠に至らない場合は、不妊治療専門のクリニックを受診するのがおすすめです。ここまで紹介したご自身で排卵日を調べる方法は、結果がぶれることもあり、どうしても正確性に欠けます。

しかし、不妊治療専門のクリニックでは、一般不妊治療のひとつとして、排卵日を予測して性交渉する日を指定するタイミング法(タイミング指導)があります。タイミング法での排卵日の推定は、これまでの月経周期やホルモン検査、経腟超音波検査の結果などから予測します。さらに、タイミング法を行う月経周期を迎えたら、通院しながら経腟超音波検査で卵胞のモニタリングを行うため、正確な排卵日を推定できます。

タイミング法については、こちらのページをご覧ください。
タイミング法とは?成功率を高める5つのポイント

性交渉の回数を増やす以外で妊娠率を高める方法

妊娠率を高めるには、性交渉の回数を増やしたり、排卵日を予測したりする方法が効果的ですが、日頃の生活習慣を見直すことも妊娠率を高める上で重要なポイントです。前述の方法を試しても妊娠に至らない場合は、ここで紹介する方法に取り組んでみてください。

食生活を整える

食事そのものに妊娠率を上げる効果はありませんが、栄養の偏った状態が続くと、体調やホルモンバランスが乱れ、排卵に影響することがあります。食生活の改善によって、ホルモンバランスの乱れが改善されると、妊娠につながる可能性も高まるでしょう。
体調やホルモンバランスを整えるためにも、栄養バランスのよい食事を、1日3食とることを心掛けてください。ホルモンバランスや自律神経の乱れに影響するアルコールやカフェインも、できるだけ控えることをおすすめします。

適度な運動や十分な睡眠を心掛ける

適度な運動や十分な睡眠は、ホルモンバランスの乱れや体調不良を予防し、妊活に良い効果を与えてくれます。適度に運動することで、血流の改善や自律神経を整える作用があります。妊娠に向けた体づくりのためにも、ジョギングやウォーキングなど、体に負担の少ない有酸素運動を習慣にしてみましょう。また、慢性的な睡眠不足は、ホルモンバランスや自律神経の乱れを引き起こします。十分な睡眠時間をとり、ぐっすり眠れる環境を整えてください。

体質改善を意識する

やせすぎや太りすぎ、あるいは体重の増減を繰り返している方は、妊娠しづらい体質になっている可能性があります。特に無理なダイエットは、排卵障害を引き起こすおそれがあるため注意が必要です。妊娠に適した体重(BMI18.5~25)を維持することを心掛けましょう。
また、体が冷えると卵巣機能が低下したり、着床が難しくなったりする場合があります。体を冷やさないように意識して生活してください。冷え性の方は、バランスの良い食事や適度な運動を取り入れ、積極的に体を温める習慣をつけることをおすすめします。

禁煙する

喫煙は、不妊の原因になることがわかっています。これは妊娠を目指す女性本人だけでなく、夫(パートナー)や周りの人の喫煙も影響するため、注意が必要です。
さらに、タバコは不妊だけでなく、胎児の発育や妊娠中の母体にも悪影響をもたらします。妊活を考え始めた段階で、禁煙することが大切です。なお、電子タバコでも体に与える害は変わらないため、妊娠を望む場合は禁煙してください。

不妊治療専門のクリニックを受診する

性交渉の回数を意識し、自己流で排卵日を予測してからタイミングを合わせても、なかなか自然妊娠が難しい場合は、不妊治療専門のクリニックを受診しましょう。そもそも排卵をしていないケースや、男女問わず、不妊につながる病気にかかっていたりする可能性もあります。

不妊治療専門のクリニックでは、排卵日の予測や、不妊につながる病気の検査・治療、妊娠率を上げる生活習慣の指導なども行っています。少しでも早く妊娠を望むなら、一度クリニックを受診するのがおすすめです。

性交渉の回数を増やしても自然妊娠しない場合は、不妊治療専門クリニックを受診しましょう

妊娠を望んでいるのになかなか自然妊娠が叶わないと、気持ちが落ち込んだり焦ったりすることもあるでしょう。不安と焦りから早く解放されるためにも、「今月こそ絶対に妊娠したい」という方は、性交渉の回数を増やしたり、不妊治療専門クリニックの受診を検討したりしてみてはいかがでしょうか。

にしたんARTクリニックでは、全国すべての院で無料カウンセリングを行っています。早く妊娠したいのに、なかなか妊娠に至らない方は、まずは無料カウンセリングでお気軽にご相談ください。

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