丸の内/大手町エリアの高度不妊治療・人工授精(AIH)-
にしたんARTクリニック東京丸の内本院
にしたんARTクリニック
東京丸の内本院
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顕微授精(ICSI/イクシー)は、不妊治療の最終ステップとされる治療です。難しい治療のように思えますが、2021年には全国で49万8,140件の体外受精(IVF/ふりかけ法)・顕微授精が行われ、6万9,797人の赤ちゃんが誕生しています(2023年 公益社団法人日本産科婦人科学会調べ)。不妊に悩んでいる方の多くが、選択している治療法といえるでしょう。
この記事では、にしたんARTクリニックで行う顕微授精の特徴や治療の流れ、安心できるサポート体制について詳しく解説します。顕微授精に興味を持っている方は、ぜひ参考にしてください。
顕微授精(ICSI)は、胚培養士が顕微鏡を用いて、1つの卵子の中に精子を1個直接注入し、受精を助ける不妊治療法です。
同じ生殖補助医療(ART)である体外受精は、卵子に精子をふりかけて精子の力で自然な受精を促す方法で、受精率は約20~30%とされています。一方、顕微授精は精子の運動率や形態に問題がある場合にも適用可能で、受精率は約30~40%とされ、より高い成功率が期待できます。
体外受精と顕微授精は、受精の方法が異なるだけで、採卵から受精後の胚移植までの流れは共通しています。どちらの治療法でも、受精卵(胚)が胚盤胞まで成長した段階で子宮に胚移植を行い、その後の着床を待つというプロセスになります。
体外受精と顕微授精のどちらを選ぶかは、スクリーニング検査の結果をもとに、医師が決定します。顕微授精が適しているケースについては、以下で詳しくご紹介します。
にしたんARTクリニックでは、「患者さまファースト」の理念を大切にし、患者さま一人ひとりに寄り添った治療を提供しています。そのため、安心して納得のいく形で治療を進められます。
にしたんARTクリニックで顕微授精を受ける際の治療の流れをご紹介します。この治療法は、ほかの不妊治療で妊娠に至らなかった場合に実施されるケースが少なくありませんが、検査結果に応じて最初から顕微授精が選ばれるケースもあります。
にしたんARTクリニックでは、初回の来院時に必ずカウンセラーによるカウンセリングを実施しています。カウンセリングは無料で、治療に関する疑問や不安を解消するためのお手伝いをしています。
事前予約が必要ですが、治療を始める前だけでなく、治療中も気軽にご相談可能です。心の準備を整え、必要な書類をご提出いただいた段階で、不妊治療がスタートします。
にしたんARTクリニックで初回に必要な書類については、こちらのページをご覧ください。
初めてご来院される方へ
不妊の原因となる疾患や健康状態を確認するため、治療開始前に初期検査を行います。女性向けにはスクリーニング検査、男性向けには男性検査を実施し、双方がそれぞれの体の状態を把握することで、適した治療法や方針を選択することが可能です。にしたんARTクリニックで実施している主なスクリーニング検査の種類は、以下の通りです。
これらの検査結果をもとに、不妊の原因を特定します。治療が必要な疾患が見つかった場合には、妊娠の可能性を高めるために、その疾患の治療を併せて行います。また、にしたんARTクリニックで対応できない疾患が判明した際には、専門性の高い医療機関へのご紹介も可能です。
採卵とは、卵巣から卵子を取り出すための手術です。一度の採卵で可能な限り多くの卵子を確保するために、経口薬や注射で排卵誘発剤を使用し、卵子の成長を促す「卵巣刺激法」を行います。
卵巣刺激法には、年齢や体質に応じて「高刺激法」「低刺激法」「自然周期法」の3種類があり、それぞれの方法で通院回数や投薬内容が異なります。
主な卵巣刺激法については、こちらのページをご覧ください。
にしたんARTクリニックでは検査結果から、患者さまの意向にも沿いながら最速で妊娠できる方法を医師といっしょに考えることが可能です。
サージ誘起は、卵子を成熟させ、排卵を促すための重要なプロセスです。採卵予定日の前日の指定された時間にhCG注射や点鼻薬を使用し、体内のLH(黄体形成ホルモン)の分泌を意図的に増加させ、卵子の成熟をサポートします。
採卵手術は、医師が経腟超音波で卵胞を確認しながら、細い採卵針を使って卵胞ごと卵子を吸い上げる方法で行います。所要時間は5~20分程度と短時間です。採卵後は院内で1~2時間ほどお休みください。
にしたんARTクリニックでは、採卵時の痛みを軽減するために、局所麻酔または静脈麻酔を使用しています。不安がある場合は、事前にカウンセラーや医師に相談することも可能です。
採卵当日は、パートナーに院内の採精室、または自宅で精液を採取していただきます。提出された精液は胚培養士が洗浄し、受精に適した状態に整えます。
採卵と採精で卵子と精子が準備できたら、胚培養士が顕微鏡を使用して顕微授精を行います。吸引ガラス管で卵子を固定して、細いガラス針で精子を1個注入しますが、複数の卵子が採取できた場合には、複数の受精卵を作成し、培養器で培養を進めます。
受精卵は、子宮内と同じ温度や湿度に調整された培養器で育てられます。にしたんARTクリニックでは、受精卵(胚)に負担をかけない「タイムラプスインキュベーター」を使用し、大切に培養を進めています。
ただし、適切に培養を行っても、卵子や精子の状態によっては受精卵が順調に成長しないことも少なくありません。受精卵(胚)が子宮に移植可能な「胚盤胞」と呼ばれる状態にまで成長する確率は、正常に受精した卵の約50%程度とされています。
また、にしたんARTクリニックでは原則として、胚盤胞まで成長した受精卵(胚)は凍結保存を行います。これは、採卵と同じ月経周期で移植を行う「新鮮胚移植」よりも、胚盤胞を凍結保存し、次回以降の月経周期で移植する「凍結融解胚移植」のほうが妊娠率の向上が期待できるためです。
受精卵(胚)の成長状況について、患者さまにわかりやすく丁寧に説明しています。疑問点がある場合は、いつでもお気軽にお問い合わせください。
胚移植とは、胚盤胞まで成長した受精卵(胚)を子宮内に戻す手術です。移植前には、着床しやすい状態を作るために黄体ホルモンなどを投与し、子宮環境を整えます。
胚移植は、通常痛みを伴わず、経腟でカテーテルを使用して行います。受精卵(胚)を子宮内の着床しやすい場所にそっと置くようなイメージで、施術は約5分程度です。また、多胎妊娠のリスクを避けるため、1回の胚移植で移植できる受精卵(胚)は原則として1つのみとなっています。
胚移植後は、通常の生活を送りながら、リラックスして過ごすことが大切です。無理をせず、ストレスを避けて、着床と妊娠の成立を待ちましょう。胚移植から約2~3週間後には妊娠判定が可能となります。妊娠が確認できたらクリニックは卒業となり、一般の産婦人科で診察を受ける流れとなります。
顕微授精の最大のメリットは、状態の良い精子が1個でもあれば受精が期待できる点です。胚培養士が精子を厳密に検査し、1個でも元気な精子が見つかれば、それを選んで受精に使用します。この「精子を選別できる」という点は、自然に任せるふりかけ法の体外受精(IVF)にはない大きな利点です。ふりかけ法ではどの精子が受精するか分かりませんが、顕微授精では、より良質な精子を選んで使用できるため、受精の成功率が高まります。
さらに、顕微授精は人為的に高度な医療技術を用いて受精を促すため、体外受精よりも高い受精率が期待できることも特徴です。体外受精で受精が叶わなかった場合でも、顕微授精であれば受精できるかもしれません。精子の状態に不安がある場合や、体外受精で成果が出なかった場合には、顕微授精はひとつの選択肢になるでしょう。
顕微授精は多くのメリットがある一方で、デメリットも存在します。治療を始める際は、メリットとデメリットを比較検討した上で、自分に合った選択をすることが大切です。
顕微授精では、非常に細い針を使って卵子に精子を注入するため、卵子に一定のストレスがかかる可能性もあります。針を刺したことで卵子が変質するリスクも、完全には否定できません。また、この治療法は不妊治療の中で最も費用が高く、保険適用がある場合でも、経済的な負担が生じます。お住まいの自治体によっては助成金制度が利用できる場合もあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
にしたんARTクリニックでは、顕微授精を受けるべきか、ステップアップを検討すべきか迷っているご夫婦(カップル)に対し、カウンセラーが丁寧にヒアリングを行い、ご希望や状況に合った治療プランをご提案します。不安や疑問がある場合には、ぜひお気軽にご相談ください。
顕微授精の費用は、「スクリーニング検査」「採卵」「顕微授精」「胚培養」「胚移植」のプロセスごとにかかるのが一般的です。患者さまによって通院回数や検査回数、検査内容が変わるため、合計金額については一概にはいえません。
ここで、参考として、にしたんARTクリニックの顕微授精にかかる費用の目安をご紹介します。保険診療と自費診療、それぞれの費用は下記のとおりです。
保険診療 | 自費診療 | |
自費診療 | 870円 | 3,300円 |
再診料(5回) | 380円×5回(1,900円) | 1,100円×5回(5,500円) |
スクリーニング検査 | 5,460円 | 22,990円 |
術前血液検査(年1回) | 2,590円 | 12,100円 |
超音波検査(5回) | 1,590円×5回(7,950円) | 3,300円×5回(56,650円) |
採卵費(5個) | 20,400円 | 110,000円 |
静脈麻酔費 | 760円 | 55,000円 |
顕微授精費(2個) | 20,400円 | 143,000円 |
培養費(胚盤胞2個) | 18,000円+6,000円 | 110,000円+44,000円(154,000円) |
胚凍結費(2個) | 21,000円 | 22,000円×2個(44,000円) |
胚凍結保存維持管理料(更新料) | 10,500円 | 55,000円 |
胚凍結保存維持管理料(更新料) | 36,000円 | 132,000円 |
生殖補助医療管理費 | 750円 | |
合計 | 152,570円+麻酔費~ | 786,500円~ |
※料金はすべて税込価格。金額は概算です。
※通院6回、採卵5個、顕微授精して2個胚凍結し、凍結胚移植をした場合を想定してシミュレーションしたものです。
なお、適用した薬剤や技術などの違いによって、下記の費用が加算されるので注意してください。
保険適用について詳しくは、こちらのページをご覧ください。
不妊治療・生殖補助医療(ART)の保険適用について
丸の内/大手町エリアで顕微授精をご検討中の方に、にしたんARTクリニック東京丸の内本院をご紹介します。
にしたんARTクリニックは、都内に4院(2025年4月現在)あり、すべての院がターミナル駅の目の前にあります。仕事をしながらでも通いやすく、休みの日に通うのも便利です。
不妊治療は短いスパンで複数回の通院が必要なため、職場や自宅から通いやすいクリニックを選ぶのがおすすめです。
にしたんARTクリニックは、不妊治療のために仕事を休みづらい方でも通いやすいように診療時間を長くとっているのが特徴です。平日は22時まで、土曜は18時まで診療しています。
にしたんARTクリニックに在籍する医師は、顕微授精に関する知識をより深めるため、情報を共有し、日々研鑽を積んでいます。
また、すべてのにしたんARTクリニックにはカウンセラーが在籍し、いつでもご相談が可能です。不妊治療でわからないことや不安がある方は、治療中はいつでも無料でカウンセリングを受けられます。
医師、看護師、胚培養士、カウンセラーらスタッフがチームで一丸となり、患者さまに寄り添った丁寧で優しい診察を心掛けています。
にしたんARTクリニックは患者さまにリラックスしていただけるよう、すべての院で内装にこだわり、上質な空間でみなさまをお待ちしています。無料Wi-Fiもあるので、ゆっくりとお過ごしください。
また、治療スペースと培養室は、高度なクリーンレベルとセキュリティを保ち、万全の体制で高度な不妊治療を実現しています。
顕微授精は、不妊治療の中でも最後のステップです。にしたんARTクリニックでは、患者さまそれぞれの検査結果をもとに、最適な方法で妊娠が叶うよう、お手伝いさせていただきます。
東京で顕微授精ができる不妊治療専門クリニックをお探しの方は、にしたんARTクリニックにご相談ください。無料のカウンセリングで、不妊治療や顕微授精について詳しくご説明いたします。また、転院先をお探しの患者さまもお待ちしています。治療歴がわかる検査結果などをお持ちください。
にしたんARTクリニックは、全国で展開中です。患者さまに寄り添い最短で最善の妊娠を目指します。まずは、無料カウンセリングでお悩みをお聞かせください。