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卵子凍結とは将来妊娠する可能性を高めるために、女性が自分の卵子を凍結する治療です。
卵子は加齢とともに数が減少し質が低下してしまいます。しかし、ライフスタイルの多様化や晩婚化などにより、誰もが卵子の質が良い時期に出産できるわけではありません。なるべく若いうちに質の良い卵子を凍結保存することで、将来希望した時に保存した卵子を使用することで、妊娠の確率を少しでも高めることが期待できます。
まだ妊娠を希望していない方でも、若く妊娠しやすいうちに卵子凍結することで、妊娠を希望した時に加齢に伴い質が低下した卵子ではなく、若いときに保存した質の良い卵子を使えるといったメリットがあります。
人生設計は十人十色。そんな方々に「卵子凍結」という選択肢があります。
AMH(アンチミュラー管ホルモン)とは、発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンで、女性の卵巣予備能の指標となるホルモンです。(卵巣予備能とは卵巣の中に残っている卵子の目安のことです)
体内にある卵子の数は生まれつき決まっていて増えることはなく、徐々に減っていきます。卵子の数は人それぞれ異なるので、現時点で自分に卵子がどれくらい残っているかを確認することは、非常に重要なことです。
・診察(初診料) | 3,300円 |
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・スクリーニング検査 | 22,990円 |
・術前血液検査 | 9,460円 |
合計35,750円 |
※上記スケジュールは一例です。患者さまの状態によりスケジュールや通院内容は異なります。
※卵子凍結の費用は、排卵誘発法、採卵できた個数、凍結保存する個数に関わらず一律料金です。
※採卵周期の途中でキャンセルになった場合は、それまでにかかった費用を差し引いて返金いたします。
初診料 | 3,300円 |
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スクリーニング検査 | 22,990円 |
術前検査 | 9,460円 |
卵子凍結 | 440,000円(低刺激・高刺激に関わらず一律) |
卵子凍結保管料 | 49,500円/年(卵子の数に関わらず一律) |
にしたんARTクリニックの新宿院、品川院、日本橋院は東京都の卵子凍結の係る費用の助成の登録医療機関です。東京都では、加齢等による妊娠機能の低下を懸念する場合に行う卵子凍結に係る費用が助成されます。その概要や条件などをご紹介します。
東京都に住む18歳から39歳までの女性(採卵を実施した日における年齢)
※次のすべてに該当する方が対象です。
※以下の方は対象外です。
・すでに不妊症の診断を受けており、不妊治療を目的とした採卵・卵子凍結を行う方
・東京都若年がん患者等生殖機能温存治療費助成事業(小児・AYA世代のがん患者等の妊孕性温存療法研究促進事業)の対象となる方
※合計30万円(最大)
助成金を受給するには、事前に都が開催する説明会に参加し、にしたんARTクリニック新宿院、日本橋院、品川院、渋谷院にて受診(採卵/保管)をする必要があります。
助成金について詳しくは、東京都福祉局のHPをご覧ください。
経腟超音波で卵巣に直接針を刺し卵胞液ごと卵子を回収します。
患者さまのご希望に応じて二種類の麻酔をご用意しております。※神戸三宮院では静脈麻酔のみで、局部麻酔はご用意していません。
局所麻酔 針を刺す腟壁に痛み止めの注射を行います。
静脈麻酔 点滴から鎮静剤の薬をいれます。
どちらの麻酔を使用する場合も採卵後はリカバリールームでしばらくの安静が必要です。
採卵後2~3時間後に診察して異常がなければ帰宅できますが、帰宅後も安静にしてください。
採卵された卵子はすぐに培養室に運ばれます。そこで卵の成熟度を調べ、受精能が認められる成熟卵を液体窒素を使いガラス化保存法で凍結します。
ガラス化保存法とは、卵子の細胞内液を凍結保護剤に置き換え、液体窒素内で急速冷凍することで、細胞内の水分を結晶化(氷)することなくガラス状に凍結させ、細胞の破壊を防ぐ保存方法です。
卵子凍結は、年齢がより若い時期または病気の治療前に卵子を凍結出来る点でメリットがありますが、卵巣刺激法を用いた採卵を行うリスクや、通常の体外受精(IVF/ふりかけ法)と比べて一度卵子を凍結融解することで卵子がダメージを受ける可能性、受精方法は顕微授精(ICSI)一択となる点などのデメリットも考えられます。卵子凍結ご希望の方は医師とよくご相談の上、治療を進めていただくこととなります。