京都の高度不妊治療・人工授精(AIH)-にしたんARTクリニック京都院
にしたんARTクリニック京都院
平日22時まで診療
土祝も診療
公開日: 更新日:
タイミング法(タイミング指導)は、妊娠しやすい時期を医師が医療的見地をもって検討し、性交渉するタイミングを指導する不妊治療法です。妊娠のプロセスは自然妊娠とまったく同じで、患者さまへの負担もほとんどありません。そのため、そろそろ赤ちゃんがほしい、妊娠したいと考えている方が、最初に行う不妊治療法としておすすめです。
この記事では、タイミング法の基本情報や、どのような方が向いているのかなどについて、詳しく解説します。また、にしたんARTクリニック京都院がおすすめの理由もお伝えします。
タイミング法とは、一般不妊治療のひとつで、医療的根拠にもとづいて医師が排卵時期を正確に予測した上で、性交渉するタイミングを指導する治療です。自然妊娠の補助を医療が担うだけなので、受精や妊娠するステップは、自然妊娠と変わりありません。
基礎体温を測ったり、市販の排卵検査薬を使って予測したりすることは自己流でも可能です。しかし、排卵のタイミングはその月の体調などによって変動するため、正確な排卵日の予測は簡単ではありません。
不妊治療専門クリニックなら、血液検査や経腟超音波検査を行ってその周期の排卵日を正確に予測するため、妊娠の可能性をより高めることができます。
妊娠が可能な時期は、月経周期ごとに一度だけです。つまり、1年に12回月経がある方であれば、年に12回しか妊娠のチャンスはありません。貴重な妊娠のチャンスを無駄にしないためにも、不妊治療専門クリニックでタイミング法を受けるのがおすすめです。
タイミング法を受ける前に、まずは妊娠の仕組みを知っておきましょう。
妊娠が成立するためには6つのプロセスがあり、それぞれのステップを正常に進むことが必要です。このうちの1つでもうまく進まなければ、妊娠することはできません。それぞれのステップは、下記のとおりです。
排卵とは、卵巣から成熟した卵子が放出されることです。正常に排卵するためには、卵巣内で「卵胞」と呼ばれる卵子を包む袋が成長する必要があります。卵胞が成長することでエストロゲン(卵胞ホルモン)という女性ホルモンが分泌し、子宮内膜が厚くなります。
さらに、エストロゲンの分泌量が増えるとLH(黄体形成ホルモン)が大量分泌され、卵胞が破裂し、卵子が放出されます。
卵巣から排卵・放出された卵子を、卵管の先にあるイソギンチャクのような形をした卵管采がキャッチし、卵管内に取り込みます。この働きのことをピックアップ機能といいますが、現在の医学ではこのピックアップ機能が働いているかどうかを調べることはできません。
ピックアップされて卵管に取り込まれた卵子は、卵管内で精子と出会うのを待ちます。未受精の卵子の寿命は、排卵から24時間といわれています。
性交渉により男性が射精すると、精子は子宮頸管から子宮、卵管へと進みます。通常、1回の射精で1億個以上の精子が放出されますが、その中でも卵管までたどり着く精子はごくわずかです。精子が少なかったり、形状が良くなかったりすると、前に進む力が弱く、卵管内に進むことができません。
射精後の精子の寿命は3日間といわれ、この間に排卵後24時間以内の卵子と出会うことで受精につながります。体内で卵子と精子が出会うためには、卵管が正常に通っていることも必須です。
受精とは、卵子と精子が出会い、融合することです。卵子と結ばれるのは、たった1個の精子のみで、1個の精子が卵子に入り込むと、ほかの精子はもう入ることはできません。
卵子と精子が出会ったら必ず受精するというわけではありません。卵子や精子の質、そのときの体調、タイミングなど、いろいろな条件が重なって受精は成立します。
受精が成立すると受精卵(胚)となり、細胞分裂しながら卵管内を子宮内に向かって移動します。受精してから4~6日目には、胚盤胞と呼ばれる状態に成長します。
子宮内にたどり着いた胚盤胞が子宮内膜にもぐりこむことを着床といいます。このとき、子宮内膜はホルモンの影響でふかふかのベッドのように厚くなっていると、着床しやすくなると考えられています。
子宮内膜に着床すると、妊娠が成立します。胚が順調に成長をすると、着床してから10日後には妊娠判定が可能です。その後、順調に細胞分裂を繰り返すことで成長し、赤ちゃんになっていきます。
この6つのステップのどこかでハードルを越えることができないと、妊娠することができません。妊娠が成立しなかった場合は、ふかふかの子宮内膜がはがれ、月経が始まります。
タイミング法は向いている方と、向いていない方があります。具体的には、下記のとおりです。
タイミング法が向いている方 | タイミング法が向いていない方 |
不妊治療を始める初期段階にある方 | 医学的根拠にもとづく不妊要因が判明している方 |
体への負担や経済的負担を最小限にしたい方 | パートナーの出張が多いなど、性交渉のタイミングを合わせにくいご夫婦 |
医師に指示された日程で性交渉することが可能な方 | 何らかの原因で性交渉がうまくいかないご夫婦(カップル) |
いずれの場合も、医師と相談しつつ最適な不妊治療の方針を検討していくことが必要です。にしたんARTクリニックでは治療前にカウセリングを行い、患者さまの状況や身体の状態を把握した上で、最善で最良の治療方法を提案しますので、ご安心ください。
不妊治療専門クリニックでタイミング法を受ける場合、どのような流れで行われるのでしょうか。ここでは、にしたんARTクリニック京都院の場合を例に解説します。
にしたんARTクリニックでは、初回来院時にカウンセラーによるカウンセリングを実施しています。ご夫婦(カップル)の状況や希望、お悩みなどをヒアリングし、治療の流れや費用について説明します。わからないことを質問することも可能です。納得した上で治療を進めていただけるよう、治療開始後も回数の制限なく、無料でカウンセリングを受けられる体制を整えています。
にしたんARTクリニックのカウンセリングについて見る
不妊治療の開始が決まったら、ご夫婦(カップル)で初期検査を受け、不妊の原因となる疾患や健康状態を調べます。治療を始める前に、お二人の体の状態を把握することで、適切な治療法や方針を選択することができます。
にしたんARTクリニックで行う初期検査は、下記のとおりです。
スクリーニング検査 ※女性のみ | 超音波検査、感染症検査、甲状腺機能検査、血液検査、ホルモン検査、AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査 |
男性検査 ※男性のみ | 精液検査、感染症検査 |
検査結果やこれまでの月経周期を踏まえ、医師が排卵日を予測します。黄体ホルモンの寿命は約14日のため、月経周期が28日型で規則的な場合、月経周期の14日目が排卵日となりますが、個人差もあるため、この後の経腟超音波検査と併せて綿密に排卵日を想定することになります。
月経開始から10~12日目から通院を開始し、経腟超音波検査で卵胞のサイズをモニタリングします。卵胞の大きさが18~22mm程度になると排卵されるため、卵胞のサイズを計ることでより詳細な排卵日を想定することができます。
卵胞の大きさや頸管の状態から、医師が性交渉のタイミングの日を指定します。卵胞の成長が遅かったり、元々卵胞が育ちにくかったりする場合には、排卵日の2日前くらいを目安に排卵誘発剤を処方することもあります。
排卵の4日前から排卵前日までが最も妊娠しやすい時期です。モニタリングで推定された排卵日にもとづいて、医師が指定する日程で性交渉をしてください。
にしたんARTクリニック京都院では、タイミング法の場合は妊娠成立までの期間は通院する必要はありません。妊娠がわかる時期まで、いつもどおりお過ごしください。
月経予定日から1週間を過ぎても月経が来なければ、市販の妊娠検査薬でチェックし、妊娠反応があればご来院ください。血液検査でhCGホルモンの値を確認し、妊娠判定します。月経が来た場合は、次の周期の計画のために受診が必要です。タイミング法は、3~4周期実施して妊娠に至らない場合、次のステップをおすすめすることが一般的です。
にしたんARTクリニック京都院では、医療的見地から最短で最良の治療を行いながら、患者さまの希望も反映し、納得しながら治療を進めることができます。
2022年から不妊治療の保険適用が開始され、不妊治療を行うハードルが格段に下がりました。にしたんARTクリニック京都院でタイミング法を受ける場合の費用は、下記のとおりです。
保険診療 | 自由診療 | |
初診料 | 860円 | 3,300円 |
再診料 | 380円 | 1,100円 |
一般不妊治療管理料 | 750円 | – |
※一般不妊治療管理料は3ヶ月に1度の算定
※超音波エコー 1,560円
※ホルモン検査の費用は検査項目による
なお、通院回数や投薬内容によって、条件は異なります。詳しくは、にしたんARTクリニックでご相談ください。
最も自然妊娠に近い形で行われる不妊治療のひとつであるタイミング法ですが、ほかの不妊治療と比べて、どのようなメリットがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
検査は血液検査か経腟超音波検査なので負担が少なく、費用も安く済むのが大きな特徴です。妊娠しやすいタイミングについてアドバイスを受けるだけなので、比較的簡単にトライしやすい治療といえます。
挑戦しやすいタイミング法ですが、デメリットもあります。タイミング法を検討しているご夫婦(カップル)は、参考にしてください。
出張が多かったり、仕事が忙しかったりして、医師から指定された日程にタイミングを合わせることができないご夫婦(カップル)には、タイミング法は不向きです。決められた日に性交渉することに負担を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
タイミング法の成功率は、妊娠しやすい男女では16~18%といわれていますが、不妊症の場合は5%程度です。
タイミング法を3~4回実施して妊娠に至らなかった場合、次のステップの治療に進むことをおすすめします。不妊治療は、同じ治療を続けていても妊娠率は次第に頭打ちとなってしまいます。タイミング法をファーストステップに、不妊の原因や年齢を考慮しながらステップアップすることが妊娠の早道です。
タイミング法からではなく、より高度な治療からスタートする場合や、途中でステップダウンする場合もあります。にしたんARTクリニックでは患者さまにヒアリングをしながら、医師が最良で最短の方法を提案するので、ご安心ください。
不妊治療のステップは下記のとおりです。
タイミング法は、医師が検査結果をもとに排卵日を推測し、性交渉のタイミングを合わせる方法です。
メリットは、受精や妊娠の流れは、自然妊娠と同じであること、また時間的にも経済的にも負担が少ないことです。デメリットは、不妊症の場合の妊娠率は5%程度であることです。
人工授精(AIH)とは、排卵日に合わせて夫(パートナー)が採取した精液を遠心分離で洗浄・濃縮し、子宮内にカテーテルで直接注入する方法です。精子が子宮内を移動する距離が短縮できるため、不妊の原因によってはタイミング法よりも妊娠率が高いことがメリットです。洗浄すれば、精子の質の向上も期待できます。ただし、人工授精の妊娠率は5~10%で、妊娠率が大幅に改善されるわけではありません。
体外受精(IVF)とは、女性の卵子を体外に取り出し(採卵)、夫(パートナー)の精子をふりかけて受精させ、培養して発育した胚を、子宮に戻すことで着床を手助けする不妊治療法です。体の外で受精をさせるため、体外受精といいます。
2021年の体外受精の移植あたりの妊娠率は、日本全体で23.6%でした。一般不妊治療よりも高い妊娠率を狙えることが大きなメリットです。
※出典 公益社団法人日本産科婦人科学会「ARTデータブック2021年版」
体外受精のデメリットとしては、通院回数が多いこと、また治療費が高いため経済的負担があることです。ただし、保険診療を行えるため、以前よりは自己負担額は抑えられます。
顕微授精は、体外受精の受精方法が前述のふりかけ法とは異なり、採卵して体外に取り出した卵子に、胚培養士が選別した良好な精子1個を顕微鏡下で注入し、受精を促す方法です。不妊治療としては最後のステップといえます。
顕微授精は、良好な精子を選別することができ、1個だけでも精子があれば実施可能です。また、体外受精よりも受精率は高いといわれています。デメリットは、ごく細いガラス針を使用しますが、卵子には少なからず負担があることのほか、通院回数が多いこと、治療費が高いことが挙げられます。
いずれの方法でも、年齢とともに妊娠率は下がるため、不妊治療はなるべく早く始めるのがおすすめです。
にしたんARTクリニックは全国で不妊治療クリニックを展開しています。京都市営地下鉄烏丸線四条駅もしくは阪急京都線烏丸駅から歩いてすぐの、にしたんARTクリニック京都院でも人工授精(AIH)を受けることが可能です。
京都市でタイミング法を受けてみたいと考えている方、四条駅・烏丸駅周辺で妊活をしている方に、にしたんARTクリニック京都院がおすすめの理由を下記で解説します。
にしたんARTクリニック京都院は、京都市営地下鉄烏丸線四条駅もしくは阪急京都線烏丸駅から歩いてすぐの、通いやすい立地です。地下出口を出てすぐなので、雨に濡れる心配もありません。
不妊治療は短いスパンで複数回の通院が必要なため、職場や自宅から通いやすいクリニックを選ぶのがおすすめです。
にしたんARTクリニック京都院は、患者さまのニーズに応え、平日は13時から22時まで、土・祝も休まず9時から18時まで診療しています。仕事をしながらでも通院しやすく、「仕事と治療の両立」をしやすい環境を整えています。待ち時間を短くする工夫もしていますので、忙しい方も安心です。
にしたんARTクリニック京都院で治療を担当するすべての医師は、経験と実績を重ねています。新しい技術を取り入れ、患者さまに寄り添った最短かつ最善の治療を行っています。
人当たりも優しく、常に患者さまに寄り添った診療を行うため、不安を抱えている患者さまや権威的なクリニックでつらい思いをした方も安心です。
にしたんARTクリニック京都院では、看護師、胚培養士、カウンセラーらスタッフも学会や研修で知識やあ教養を深め、より高い水準の治療を行えるよう努めています。
患者さまファーストを徹底し、細やかな配慮を欠かしません。治療中にわからないことやお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。
にしたんARTクリニック京都院は内装にもこだわり、上質な空間で患者さまをお迎えしています。待ち時間は長くならないよう配慮し、少しでもリラックスできるように居心地を重視しています。院内はフリーWi-Fiも完備しているので、待ち時間は自由にご利用ください。
また、治療スペース、培養室は高度なクリーンレベルとセキュリティを保ち、万全の体制で高度な不妊治療を実現しています。
タイミング法は、妊娠しやすい時期を医師が医療的見地をもって検討し、性交渉するタイミングを指導する不妊治療法です。自然妊娠と同じプロセスで妊娠を目指すことができ、身体的、経済的にも負担が軽い不妊治療法といえます。
不妊治療は決められた周期内で複数回の通院が必要なため、通いやすいクリニックを選ぶことが大切です。京都市営地下鉄烏丸線四条駅、阪急京都線烏丸駅から歩いてすぐの、にしたんARTクリニック京都院なら、アクセス良好でストレスなく通院することができます。
にしたんARTクリニックでは丁寧な診察を心掛け、患者さまに寄り添って最短・最善の妊娠を目指します。まずは、無料カウンセリングでお悩みをお聞かせください。