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すぐ妊娠できる人の特徴は?妊娠しやすい体かチェックしよう

すぐ妊娠できる人の特徴は?妊娠しやすい体かチェックしよう

同じ年齢で似たような生活をしていても、すぐ妊娠できる人と、そうでない人がいます。妊娠しやすい人にはいくつかの共通する特徴があり、妊娠を望む場合はその特徴を参考に、妊娠しやすい体に近づける努力が大切です。

この記事では、すぐ妊娠できる人の特徴について詳しく解説するとともに、妊娠しやすい体かをセルフチェックできる項目をご紹介します。ご自身が妊娠しやすい体に近いかどうかを、ぜひチェックしてみてください。

すぐ妊娠できる人の特徴とは?

すぐに妊娠できる人にはどのような特徴があるのでしょうか。すぐに妊娠できる人の特徴としては、主に下記の3点が重要といわれています。

月経・排卵周期が整っている

すぐ妊娠できる人の特徴としてまず挙げられるのは、月経や排卵の周期が整っていることです。規則正しい月経周期は、排卵が安定していることを表しており、妊娠しやすい条件のひとつといえるでしょう。
日本産婦人科医会によると、月経周期が25~38日で、その周期の変動が6日以内であれば正常とされています。妊娠を希望している方で、月経周期が正常の範囲外の場合は、まずは月経周期を記録することをおすすめします。

※出典 公益社団法人日本産婦人科医会「正常な生理(月経)の目安を教えてください!

年齢が若い

妊娠のしやすさには年齢が大きく関係しています。女性の妊娠率は年齢とともに低下し、特に35歳を過ぎると急激に下がります。これは、年齢を重ねるごとに女性の卵子の数と質が低下することが大きな要因です。
女性の卵子は胎児期に一生分が作られ、それ以降新たに増えることはありません。そのため、排卵が始まるとともに卵子は減少し続け、年齢を重ねるとともに卵子の質も衰えていきます。
したがって、すぐ妊娠できる人の条件として、年齢が若いことも非常に重要な要素といえます。

卵巣内の卵子の様子

子宮内膜の状態が整っている

卵子の数や質に加えて、妊娠の確率を高め、妊娠を継続するためには、子宮内膜の状態が良好であることも重要です。子宮内膜が健康な状態であることは、妊娠の成功とその継続に欠かせない要素といえます。
経血量が適正の範囲内(20~140ml前後)であり、月経痛も軽めである場合、子宮内膜が十分な厚みを保てている可能性が高く、妊娠しやすい体であると考えられています。

自身が妊娠しやすい体かチェックしてみよう

ここからは、ご自身が妊娠しやすい体であるかどうかをチェックしてみましょう。
下記の項目に当てはまるかを確認することで、妊娠しやすい体の状態であるかどうかを把握できます。もし妊活をしているにもかかわらず、多くの項目に当てはまらないと感じた場合は、早めに医療機関に相談することをおすすめします。

妊娠しやすい体の状態の特徴

  • 妊活期間が短い
  • 月経周期が整っている
  • 経血量が正常である
  • おりものの量が正常である
  • 月経痛が軽い、もしくはない
  • 性交痛がない
  • 性感染症の既往歴がない
  • 適正体重の範囲内である
  • 喫煙、飲酒の習慣がない
  • 甲状腺の疾患や糖尿病などの持病がない
  • 腹部の手術歴がない

妊娠しづらい人の特徴について詳しくは、こちらのページをご覧ください。
妊娠できないと感じたら?妊娠しづらい人の特徴や改善方法を解説

妊娠しやすい時期ってあるの?

妊娠しやすい時期は、排卵日の前後といわれており、月経開始日から7~14日後にあたることが一般的ですが、月経周期によって個人差があります。例えば、月経周期が28日の場合、排卵日は月経開始日から約2週間後と考えられ、妊娠しやすい時期はその排卵日の4日前から1日後までの間です。
精子は射精後、女性の体内で3日程生きられますが、卵子は排卵後24時間以内に受精しなければ寿命を迎えてしまいます。そのため、排卵の始まる数日前から排卵直後までの妊娠しやすい期間に性交渉を複数回持つこことで、妊娠の確率は上がるでしょう。排卵日を予測し、計画的に行動することが重要です。

排卵日前後の妊娠しやすい時期の変化

妊娠しやすい時期について詳しくは、こちらのページをご覧ください。
妊娠しやすい時期はいつ?排卵日の予測方法や体の変化について解説

妊娠しやすい時期を調べる方法

妊娠しやすい時期は、前述のとおり排卵日の前後です。妊娠の確率を高めるためには、排卵日をできるだけ正確に予測しなければなりません。ここからは、排卵日を正確に予測する方法について解説します。

基礎体温から予想する

基礎体温を毎日記録することは、排卵日を予測するための最もスタンダードな方法のひとつです。基礎体温とは、体が最低限のエネルギーしか消費していない安静時の体温のことで、起床後すぐに、横になったまま測定します。
基礎体温には低温期と高温期のサイクルがあり、排卵期を境に体温が変化します。これは、排卵後に分泌されるプロゲステロン(黄体ホルモン)が体温を上昇させるからです。そのため、基礎体温が低温期から高温期に変わるタイミングが排卵期にあたると予想できます。

排卵日予測検査薬で予想する

薬局やドラッグストアで販売している排卵日予測検査薬でも、排卵日を予測することができます。排卵日予測検査薬とは、排卵前に大量に分泌されるLH(黄体形成ホルモン)を尿中から検出することで排卵日を予測するものです。
基礎体温の計測と併せて、排卵日に目星をつけつつ使用することで、より予測の精度を高めることができるでしょう。

月経周期から計算して予測する

月経周期から計算して排卵日を予測する方法も、妊娠しやすい時期を調べる方法のひとつです。最も有名なのがオギノ式の計算方法で、月経周期から14日を引いた日が、月経開始日から排卵するまでの期間であるということがわかります。
例えば、月経周期が27日だった場合、27-14=13で、月経開始日から13日後に排卵が起こると予測できます。

おりものの変化で予測する

排卵日の前後では、おりものの状態が変化するため、おりものの変化で排卵日を予測することも可能です。排卵日が近づくとエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が増え、おりものの量が増加します。
個人差はあるものの、普段はさらっとしているおりものが、排卵日が近づくにつれて白く粘り気のある形状に変わることもあります。この粘度が高いおりものは、指に取ると10cm以上伸びることもあり、特徴的といえるでしょう。排卵日を過ぎると、おりものの量や粘り気も減っていくため、その直前くらいが排卵日であると予想できます。

おりものについては、こちらのページをご覧ください。
伸びるおりものと妊娠の関係とは?分泌を増やす方法を紹介

不妊治療専門クリニックを受診する

不妊治療専門のクリニックに受診して排卵日を予測するのもひとつの手段です。ここまで自宅で簡単にできるセルフチェックの方法を紹介しましたが、いずれの方法も誤差があり、正確性に欠けます。不妊治療専門クリニックで実施されるタイミング法(タイミング指導)は、月経周期やホルモン検査、経腟超音波検査などの医療的見地から排卵日を正確に予測し、性交渉を行うタイミングを医師が指導する不妊治療です。より正確な排卵日を予測したいなら、不妊治療専門クリニックへのご相談が信頼できるといえるでしょう。

タイミング法については、こちらのページをご覧ください。
タイミング法は自然妊娠に近い不妊治療。成功率の上げるポイントは?

妊娠しやすい体づくりのポイント

ここからは、妊娠しやすい体をつくるための具体的なポイントをご紹介します。日常生活の中ですぐに実践できることも多くありますので、ぜひ取り入れて妊娠しやすい体を目指してください。

規則正しい生活を送る

妊娠しやすい体をつくるためには、まずは規則正しい生活を心掛けることが大切です。1日3食、栄養バランスのとれた食事をとることは、健康な母体をつくるための基本となります。
特に、胎児の体を形成するときに必要な栄養素であり、妊婦の貧血予防になる葉酸は、妊娠初期には積極的にとりたい栄養素のひとつです。食事からとるのはもちろん、必要に応じてサプリメントなども活用しながら摂取するようにしましょう。
また、適度な運動をしたり、良質な睡眠をとったりして自律神経を整えることも重要です。これらの習慣を身につけることでホルモンバランスが安定し、妊娠しやすい体につながります。

適正体重を維持する

妊娠を目指す際は、適正な体重を維持することも大切です。太りすぎもやせすぎもホルモンバランスを崩す要因となります。
太りすぎてしまうと、糖や脂質の代謝異常を引き起こして無排卵になったり、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などの合併症を引き起こしたりするリスクが高くなります。一方、やせすぎてしまうと栄養不足のため、排卵が止まり、体重減少性無月経になるリスクがあるので注意しましょう。
BMI18.5以上25未満の適正な体重を保てるよう、食生活や運動不足には気をつけてください。

喫煙やアルコールの過剰摂取をやめる

喫煙は卵子や精子の質を低下させ、妊娠率を下げる要因のひとつです。さらに、早産や低出生体重児のリスクを高めることでも知られています。そのため、妊娠を意識した段階で禁煙しましょう。
また、アルコールの過剰摂取も、自律神経を乱し、不妊の原因となることもあります。妊娠を考えている場合、アルコールの摂取は控えることをおすすめします。

ストレスを溜め込まない

妊娠しやすい体をつくるためには、ストレスを溜め込まないことも重要です。ストレスはホルモンバランスを乱す原因となり、妊娠しやすい体づくりや健康的な妊娠生活の妨げになることがあります。
そのため、ストレスを溜め込まないよう、趣味に没頭したり、リラックスできる音楽やアロマを取り入れたりするのがおすすめです。また、家族や友人に話を聞いてもらうことで気持ちが軽くなることもあります。自分なりのリラックス方法を見つけて、ストレスを溜め込まないようにしましょう。

なかなか妊娠できないと思ったら?

前述したようなことを意識して生活を送っていてもなかなか妊娠できない場合は、不妊治療専門のクリニックを受診してみましょう。

不妊とは、子どもを望むご夫婦(カップル)が1年程度避妊をせずに性交渉を持っていても妊娠に至らないことです。もし一定期間避妊せずに性交渉をしていても妊娠に至らない場合は、一度不妊治療専門のクリニックを受診されることをおすすめします。

「受診するのはハードルが高い」と感じるようであれば、まずは無料のカウンセリングを利用したり、ブライダルチェックを受けてみたりするところから始めてみてください。

ブライダルチェックについて詳しくは、こちらのページをご覧ください。
ブライダルチェックはいつ受ける?受診タイミングや検査項目を解説

すぐ妊娠できる人と比べずに不妊の可能性を感じたら、クリニックに相談しよう

すぐに妊娠できる人には、月経周期が整っていることや、年齢的に若いことなどさまざまな特徴が挙げられます。しかし、若くてもなかなか妊娠に至らない方もいるため、妊娠しづらいと感じたら、まずは不妊治療専門のクリニックで医師に相談するようにしましょう。

にしたんARTクリニックは、すべての院が駅から近いため、仕事が忙しい方でも通院しやすいのが特徴です。不妊にまつわるお悩みを抱えている方は、まずはお気軽にご相談ください。

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