各種検査

公開日: 更新日:

ブライダルチェックとは?検査項目や費用、タイミングを解説

ブライダルチェックとは?検査項目や費用、タイミングを解説

にしたんARTクリニックのブライダルチェックとは、将来的に妊娠・出産を考えている女性が行う、婦人科検診を含む体のトータルチェックのことを指します。未婚・既婚は関係なく、パートナーの有無やタイミングも問われず、受けることが可能な検査です。
ここでは、ブライダルチェックはどんなタイミングで何を検査するのか、費用はどのくらいかかるのか、自分がブライダルチェックをする必要があるのかなどについて詳しく解説します。

ブライダルチェックの検査項目の種類

ブライダルチェックの検査内容や項目は多岐にわたります。にしたんARTクリニック新宿院のブライダルチェックで行われる検査項目は下記のとおりです。

基礎ホルモン検査

基礎ホルモン検査は、月経不順の原因などを調べるものです。採血をし、血液中に含まれる女性ホルモンの量などを測定することで排卵障害や着床障害などの疾患を推測することが可能です。
通常、月経のサイクルに合わせて女性ホルモンの分泌量は変化します。女性ホルモンの分泌量が不良の場合は、月経不順の原因になる可能性があり、不妊要因につながります。月経開始から2日〜5日の間に実施します。

AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査

AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査は、卵巣予備能(卵子を排卵する能力)を調べるために行うものです。採血によって血中AMH値を測定することで、発育を開始した卵胞の数を知ることができます。発育を開始した卵胞の数が多いと排卵誘発剤の効果が出やすく、反対に低いと排卵誘発剤の効果が出にくくなり、不妊治療を進めていく上での指標となる検査です。

甲状腺機能検査

甲状腺機能検査は、甲状腺の機能を確認するための血液検査です。主に甲状腺から分泌されるホルモンのひとつであるFT4(甲状腺ホルモン)と、脳下垂体から分泌されるホルモンTSH(甲状腺刺激ホルモン)の2つを測定します。

この検査によって、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される甲状腺機能亢進症(バセドウ病)や、逆に甲状腺ホルモンが不足しておこる甲状腺機能低下症などがわかります。甲状腺ホルモンは卵胞の成長に影響しているため、疾患があった場合は、妊娠前に治療することをおすすめします。

風疹抗体検査

風疹ウイルスの免疫があるかどうかの検査を行います。妊娠初期に風疹を発症すると、生まれてくる赤ちゃんに感染してしまうことがあります。重度になると生まれてくる赤ちゃんに心臓奇形や聴力障害、白内障、発達障害などの先天性異常が生じることもあります。風疹の抗体価が低い場合は、妊娠前にワクチン接種をするのがおすすめです。

お住まいの地域によっては無料で検査できたり、助成金が出たりする地域もあります。地域のウェブサイトなどで確認してみましょう。

クラミジアPCR検査

性感染症のひとつであるクラミジアは、オーラル行為や粘膜の接触などで発症する性感染症です。尿、腟分泌液、うがい液で検査でき、2~3日後には結果がわかります。検査で陽性の場合、卵管の狭窄や閉塞など不妊原因が存在している可能性があります。

子宮頸がん検査(子宮腟部細胞診)

20~30歳代の女性に多い子宮頸がんは、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因で発症することがほとんどです。HPVウイルス感染の早期発見ができると適切な対策を講じることができます。

超音波検査

超音波検査によって、子宮筋腫や子宮内膜症などの子宮の病気のほか、卵巣腫瘍、卵巣の病気の有無、子宮・卵巣の発育状態を確認します。

感染症検査

梅毒、HIV、B型・C型肝炎などの有無を調べます。感染していた場合にはまず治療に専念し、完治してから妊活や不妊治療に進みます。

HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)

HbA1cは、血液検査で体内の値を調べ、糖尿病などの有無を確認する検査です。公益社団法人日本産科婦人科学会によると、妊婦の7~9%程度は妊娠糖尿病と診断されているといわれています。妊娠糖尿病をそのまま放置すると、母体のみではなく子供にも影響が出てしまうため、治療を行うことが先決です。

末梢血液一般検査

貧血や血液疾患の有無を確認するために、末梢血液一般検査を行います。赤血球や白血球、血小板など血液の状態を血液検査で測定します。貧血があった場合、原因によっては詳細な検査が必要になることもあり、内科の受診を促されることもあります。

血液型検査

採血により、Rh型も含めて血液型を測定します。輸血事故や血液型不適合による新生児溶血性疾患などを引き起こす可能性もあるので、手術や妊娠前には欠かせない検査です。

肝機能検査

血液検査で肝機能を調べます。調べることによって妊娠に影響する肝障害や肝疾患の有無を確認できます。

腎機能検査

血液検査で腎機能を確認します。腎障害や腎疾患がある場合、妊娠に影響するため、注意が必要です。

凝固機能検査

血液検査で血液凝固能を調べます。血液凝固能に異常がある場合、分娩時に大量出血することがあります。異常があると自然分娩を避け、帝王切開術が必要になる場合もあるため、事前に把握しておくことが重要です。

ブライダルチェックの費用の目安

にしたんARTクリニック新宿院のブライダルチェックは13,200円の簡易コース、24,200円のベーシックコース、36,300円のフルパッケージコースの3種類です。
また、ブライダルチェックは病状を検査するためではなく、病気の有無を確認するために行う検査なので保険は適用されません。
お住まいの地域によっては、地域からの助成が受けられるケースもあるので、確認しておくといいでしょう。
例えば、東京都にお住まいの場合は、最大5万円の助成金を受けることができます。しかし、対象になるための条件があり、条件に該当しない場合助成金は支給されないので注意が必要です。詳しくは東京都の「不妊検査等助成事業の概要」ページをご確認ください。

ブライダルチェックを受けるタイミング

ブライダルチェックを受けるタイミングに決まりはなく、年齢や既婚・未婚などの制限もありません。そのため、夫婦やカップルはもちろん、パートナーがいない独身の方もブライダルチェックを受けることが可能です。将来的に妊娠を望むなら、早めに受けたほうが安心にもつながります。
にしたんARTクリニックではブライダルチェックの検査結果は、1週間から10日程度で届きます。検査で異常が判明したときは、早めの治療にとりかかれるように医師と相談しましょう。
検査の中で性病検査などは抵抗がある人もいますが、早期発見、早期治療が基本になるため、きちんと受けておくことが大切です。

将来妊娠を望むなら、ブライダルチェックを

妊娠や出産に影響を及ぼす疾患の中には無症状なものもありますが、にしたんARTクリニックでブライダルチェックを受けておくと、早期発見につながります。ご自身の体の状態が確認でき、もし異常があった場合でも、早期治療することで、将来的に安心して妊娠・出産にのぞめる可能性が高くなるでしょう。
検査項目が多いように感じるかもしれませんが、そう時間は要しません。将来妊娠を望まれる方は、にしたんARTクリニックのブライダルチェックを受け、妊娠・出産に備えてみてはいかがでしょうか。

にしたんARTクリニックでの
治療をお考えの方へ

患者さまに寄り添った治療を行い、より良い結果が得られるよう、まずは無料カウンセリングにてお話をお聞かせください。下記の「初回予約」ボタンからご予約いただけます。

初回予約
新宿院 予約する
日本橋院 予約する
品川院 予約する
大阪院 予約する
名古屋駅前院 予約する
神戸三宮院 予約する
博多駅前院 予約する