にしたんARTクリニック京都院の卵子凍結特集

「将来、妊娠・出産ができたらいいな」「妊娠・出産のためにできることがあるならやっておきたい」と考えている方にとって、卵子凍結は注目が集まっている新しい妊活の方法です。

卵子凍結は、将来の妊娠に備えて、卵子を卵巣から取り出し、凍結保存しておく技術を指します。少しでも若いうちの卵子を保存しておくことで、将来妊娠を検討した際に利用することが可能です。

この記事では、卵子凍結の基礎知識のほか、にしたんARTクリニックで卵子凍結を行う際の流れや料金について詳しく解説します。京都で卵子凍結を検討している方は、参考にしてください。

卵子凍結は若い時期の卵子を凍結保存し、将来の妊娠につなげられる

卵子凍結とは、卵巣から未受精卵子を取り出し、液体窒素を使って凍結保存する技術です。

妊娠・出産は女性の年齢と大きな関わりがあり、35歳を過ぎると妊娠率は低下します。現在未婚の女性が、若いうちに卵子を凍結保存しておけば、将来、パートナーができて妊娠・出産を希望した際に、若いときの卵子を使って妊娠を目指すことが可能となります。

■卵子凍結のイメージ

近年、不妊治療に関わる医療技術が進歩したことにより、卵子凍結の技術が飛躍的に進歩し、多くの女性が卵子凍結を実施しています。

そもそも卵子は胎児のときから女性の卵巣内に存在し、その質は年齢と共に低下して数も減っていきます。質が悪い卵子は妊娠が成立しなかったり、妊娠しても流産してしまったりしますが、質の良い卵子は妊娠・出産が可能です。

■卵巣内の卵子の様子

つまり、20～30代前半のあいだに質の良い卵子を凍結保存しておけば、将来の妊娠の可能性を高めることができます。

卵子凍結はどんな方におすすめ?

卵子凍結は、どんな方におすすめされる医療技術なのでしょうか。妊娠・出産を先延ばししたいと考える理由とともに紹介します。

今は仕事や趣味に忙しいけれど、将来妊娠や出産をしたいと考えている方

妊娠・出産のタイミングを先延ばしにしたいと考える方に、卵子凍結はおすすめです。多様な考え方や生き方がある近年、今は仕事や学業に集中したいと思っている方や、結婚や出産のタイミングがまだ決まっていない方も多く、卵子凍結をしておけば、キャリアやライフスタイルに合わせた妊娠計画が可能といえます。

厚生労働省「人口動態統計」(2023年) によると、京都府の平均初婚年齢は男性が31.2歳、女性が29.9歳となっています。医学的見地からみると妊娠適齢期は20～35歳くらいまでですが、晩婚化や未婚率の上昇に従って、35歳以降に結婚・妊娠を望む社会になってきているといえるでしょう。

しかし、年齢が上昇すると妊娠率は下がり、流産率は上がってしまうことにあらがうことはできません。

■年齢による妊娠率の変化

若い頃の卵子を凍結保存できる卵子凍結を行うことで、キャリアやライフスタイルに合わせた妊娠計画を立てることが可能です。

少しでも質の良い卵子を残しておきたい方

将来の妊娠のために、少しでも質の良い卵子を残しておきたい方にも、卵子凍結は有効です。前述のとおり、年齢を重ねると卵子の質は劣化していくと考えられています。現在の卵子を凍結しておけば、将来妊娠・出産を考えたときに、実年齢で排卵する卵子よりも、質のよい卵子を使って妊娠できるかもしれません。卵子の質が少しでも良ければ、実年齢の卵子よりも妊娠率が高まり、流産率は下がることが期待できます。

卵子凍結の流れ

卵子凍結を行う際の流れを紹介します。にしたんARTクリニック京都院で卵子凍結を実施する流れは、下記のとおりです。

■にしたんARTクリニックの卵子凍結の流れ

1.カウンセリング

にしたんARTクリニックでは、初回の来院時に必ずカウンセラーによるカウンセリングを行います。卵子凍結のメリットだけでなく、リスクや倫理的な問題もご理解いただくために、詳しくお伝えします。

具体的には、卵子凍結のメリットとリスク、費用、通院スケジュール、卵子凍結の倫理的な問題などについて、カウンセリング可能です。

2.スクリーニング検査

卵子凍結の実施が決まったら、最初の受診で、問診やスクリーニング検査を行います。スクリーニング検査とは、卵子凍結の実施前に行う病気を見つけるための検査です。血液検査でホルモンの値や感染症にかかっていないかを調べるほか、経腟超音波検査で子宮の状態も調べます。検査結果をもとに、採卵に向けた調整に入ります。

3.スケジュールが確定し、卵巣刺激が開始

3回目の受診で、スクリーニング検査の結果を踏まえ、採卵スケジュールが確定します。卵巣から卵子を得る採卵手術に向け、排卵誘発剤を使って卵巣を刺激しますが、卵巣刺激の方法は、患者さまの状態に合わせて医師が選択します。選択された卵巣刺激法によって通院回数は異なり、採卵手術を実施する月経周期では、3～4日に1度の受診が必要です。

4.採卵前に卵胞をチェックする

採卵前に、卵胞がしっかり育っているかどうかを経腟超音波検査、ホルモン検査(採血)でチェックします。卵胞の大きさを確認することで、採卵日が確定します。卵巣刺激法が合っていない場合や、体調によっては卵胞が育たないケースもあるため、慎重な検査が必要です。

5.採卵手術・卵子凍結

採卵手術とは、医師が超音波の画像を見ながら卵巣に針を刺し、卵胞から卵子を吸い上げる手術です。痛みを感じる場合もあるため、局所麻酔や静脈麻酔が使われます。採卵は採卵室で行われ、10分程度で終了します。

■採卵と卵子凍結のイメージ

■にしたんARTクリニック京都院の採卵室

採卵後は、患者さまはクリニック内にあるリカバリールームで1～2時間安静にお過ごしください。医師の診察と胚培養士による採卵結果の説明の後、ご帰宅が可能です。

採卵した卵子は、胚培養士が妊娠可能な卵子を選別し、液体窒素で凍結します。液体窒素タンクで保存した卵子は、使用される日までクリニックで大切にお預かりします。

卵子凍結後から、妊娠・出産までの流れ

採卵したら、卵子凍結しているあいだ、患者さまはクリニックへの通院の必要はありません。毎年、卵子凍結保管料をお支払いいただいている限り、大切にクリニックで保存いたします。液体窒素タンク内は-196℃に保たれ、変質せずに卵子の凍結保存が可能です。

将来、夫(パートナー)との子どもが欲しいというタイミングがきたら、採卵したクリニックで凍結保存した卵子を使用して不妊治療を開始します。不妊治療は事実婚でも実施可能ですが、単身の方(精子提供など)は不可となりますのでご注意ください。また、卵子凍結に限らず、不妊治療は実施すれば必ず妊娠に至るわけではありません。

卵子凍結を使用した不妊治療は、原則的に顕微授精(ICSI/イクシー)となります。凍結保存していた卵子を胚培養士が融解し、夫(パートナー)の精液から媒精した精子を、顕微鏡下で注入します。

■顕微授精のイメージ

できた受精卵(胚)は、子宮内と同じ環境の培養器で胚盤胞と呼ばれる状態まで育ったら、妊娠率を高めるために再度凍結保存し、次の胚移植に備えます。

■胚移植のイメージ

受精卵(胚)を育てているあいだに、女性の患者さま側では着床しやすいよう、子宮内膜を整える投薬治療が必要です。患者さまの状態が整ったら、凍結していた受精卵(胚)を融解し、経腟でカテーテルを使用して胚移植を実施します。子宮内の着床しやすい位置に胚をそっと置くようなイメージで、5分程度で終了します。その後は通常の生活が可能です。

卵子凍結の費用

卵子凍結は、自費診療で行われます。そのため、クリニックごとに費用は異なります。

にしたんARTクリニック京都院では、卵巣刺激法の種類にかかわらず卵子凍結費を一律としているほか、卵子凍結保管料も卵子の数にかかわらず一律としているため、経済的な負担が比較的軽いのが特徴です。

■にしたんARTクリニック京都院で卵子凍結にかかる費用

初診料	3,300円
初診スクリーニング検査	22,990円
術前検査	9,460円
卵子凍結	440,000円(低刺激・高刺激にかかわらず一律)
卵子凍結保管料	49,500円/年(卵子の数にかかわらず一律)

※卵子凍結の費用は、排卵誘発法、採卵できた個数、凍結保存する個数にかかわらず一律料金です。

※採卵周期の途中でキャンセルになった場合は、それまでにかかった費用を差し引いて返金いたします。

卵子凍結の知っておきたいポイント

将来の妊娠の可能性を広げる卵子凍結について、事前に知っておきたいポイントもあります。メリットのほか、リスクも理解した上で、実施するかどうかをしっかりと検討してください。

必ず妊娠するわけではない

妊娠に至るプロセスにはさまざまなハードルがありますが、卵子凍結から妊娠に至るあいだにも多くの条件があります。卵子凍結をすれば必ず将来妊娠するとはいえないことを知っておいてください。

卵子凍結から妊娠に至るための条件は下記のとおりです。

＜卵子凍結から妊娠に至るための条件＞

• 融解した卵子が受精できる状態である
• パートナーの精子が正常である
• 受精が正常に行われる
• 受精卵が移植できる状態まで成長する

上記の条件のひとつでもハードルを越えることができないと、妊娠できません。また、着床しても流産してしまう可能性もあります。自然妊娠も同様ですが、卵子凍結による妊娠・出産にも多くのハードルがあることは変わりません。

凍結・融解が卵子に影響を与える可能性がある

卵子凍結は、不妊治療技術の発達によって可能となっていますが、卵子を凍結し、融解する段階は避けられません。凍結・融解は少なからず卵子の質に影響する可能性があります。その影響によっては、正常な受精や受精卵になってからの発育が難しくなることも考えられます。

妊娠・出産には年齢の限界がある

前述のとおり、妊娠・出産は年齢と大きなかかわりがあります。40歳を過ぎると初期流産の確率が高くなり、仮に30歳のときに凍結保存した卵子を使用して顕微授精(ICSI)をしたとしても、移植時に45歳であれば、妊娠が継続する確率はかなり低くなるということは知っておく必要があります。

そのため、多くのクリニックでは卵子凍結は39歳以下の女性が対象となっています。にしたんARTクリニック京都院では患者さまの思いに寄り添う方針をとっているので、お悩みの方はご相談ください。

受精方法は顕微授精(ICSI)のみで選択の余地はない

凍結卵子を使う受精は、原則として顕微授精のみで、体外受精(IVF/ふりかけ法)を選択することはできません。顕微授精はほかの方法よりも費用がかかるため、経済的な負担が大きくなります。

費用が高額

卵子凍結は自費診療のため、かかる費用が高額になります。凍結した卵子の保管料は毎年発生するので、卵子を保管し続ける限り、継続的に費用がかかります。

また、現在の法制度では、将来的に凍結保存している卵子を使う際に行われる治療(凍結した卵子の融解、顕微授精、胚移植など)も全額自費診療となることも知っておきましょう。

体に負担がかかる可能性がある

卵子凍結では、採卵時にできるだけ多くの成熟した卵子を得るために、排卵誘発剤を使用します。その副作用として、腹痛や腹水などの症状が現れるOHSS(卵巣過剰刺激症候群)が生じる可能性があります。その場合は、対応した治療を行うので安心してください。

また、採卵時は痛みが出たり、出血したりする場合もありますが、麻酔を使用することで最小限にとどめることができます。

保管時のリスクがある

凍結した卵子は、将来、顕微授精で使用する日まで液体窒素タンクに入れてクリニックで大切に保管します。液体窒素タンクは、理論上は半永久的に凍結保存することが可能で、電源も不要のため、仮に停電になったとしても液体窒素の中で卵子は凍結され続けます。

ただし、クリニックが倒産してしまったり、災害で建物が壊れてしまったりする可能性もゼロではありません。預けた卵子のバックアップ体制、返金規定なども確認しておくことをおすすめします。

京都で卵子凍結を考えている方ににしたんARTクリニック京都院がおすすめの理由

にしたんARTクリニックは不妊治療をはじめ、卵子凍結も行っているクリニックです。全国で展開し、京都院でも卵子凍結を実施しています。京都で卵子凍結を行うなら、にしたんARTクリニック京都院がおすすめの理由を紹介します。

京都の中心地、四条駅・烏丸駅すぐにあり通いやすい

にしたんARTクリニック京都院は、地下鉄烏丸線「四条駅」、阪急京都線「烏丸駅」の出口すぐにあり、仕事終わりや休日にも通いやすく、とても便利です。卵子凍結は採卵に合わせた通院が必要なため、職場や自宅から通いやすいクリニックを選ぶのがおすすめです。

平日は22時まで、土曜日は20時まで診療

にしたんARTクリニック京都院は、卵子凍結のために仕事を休みづらい方でも通いやすいように、平日は13時から22時まで、土曜日は11時から20時まで診療を行っています。 仕事をしながらでも通院しやすく、多くの患者さまが仕事を休まずに不妊治療を実現しています。

日々研鑽を積むスタッフによる丁寧で優しい不妊治療

にしたんARTクリニック京都院の渡邉昌紀院長は産婦人科医として20年以上のキャリアを持つ医師です。慶応大学医学部出身で、現在も卵子凍結に関する知識をより深めるため、日々研鑽を積んでいます。また、不安を抱えている患者さまにもご安心いただけるよう、常に患者さまに寄り添った診察を心がけています。

また、にしたんARTクリニック京都院にはカウンセラーが常駐しているので、卵子凍結でわからないことや不安がある方はいつでも無料で相談することができます。

卵子凍結の費用は一律でわかりやすい

卵子凍結は自由診療のため、クリニックによって費用は異なります。にしたんARTクリニック京都院では、卵巣刺激法の種類にかかわらず、卵子凍結費用は一律となっています。

また、卵子凍結保管料も卵子の数で変わることなく一律です。高額になりがちな卵子凍結の費用を抑え、患者さまが安心して妊活に取り組めるよう、体制を整えています。

リラックスして卵子凍結に臨める上質な空間と設備

にしたんARTクリニック京都院は患者さまにリラックスしていただけるよう、内装にこだわり、上質な空間でみなさまをお待ちしています。

卵子をお預かりする液体窒素タンクは施錠をした上で、地震による転倒防止対策のためにチェーンで固定し、安全対策を行っています。適切な管理を徹底しているのでご安心ください。

京都で卵子凍結ができるクリニックを探しているならにしたんARTクリニック京都院がおすすめ

卵子凍結は、ライフプランを考える女性のためのひとつの方法です。

四条烏丸交差点から歩いてすぐの、にしたんARTクリニック京都院では、無料でカウンセリングを行っています。卵子凍結が気になる方やわからないことがある方は、お気軽にご相談ください。日々研鑽を積む医師による丁寧な診察で、患者さまにとってより良い卵子凍結を行います。